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2015年10月

わたしのノラネコ研究

ノラネコは私自身の家の近くにもいて、毎晩買い物帰りの時に出くわす。元々私自身、猫が好きなので、ノラネコが振り向くように仕向けることが日常になっている。最近では振り向くことが多くなってきており、猫とじゃれることが楽しくなってきている今日この頃である。そのノラネコはどのような生態なのだろうか、本書は福岡県で7年間にわたって200匹ものノラネコを研究し続けた結晶となる一冊である。 第1章「なぜノラネコ研 […]

ホウレンソウ禁止で1日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる

「ホウレンソウ」と言えば、社会人として必要な「報告」「連絡」「相談」の事であり、決して野菜のことを言っているのではない。このことは社会人になる以前からたたき込まれており、社会人になってからでも「当たり前」に扱われる。 しかし本書で取り上げる企業は、それとは正反対に「禁止」しているという。禁止したこともあるのだが、他にも要因が重なったことにより、顧客を感動させ、稼ぐことができ、そして何よりも仕事が面 […]

働かないオジサンの給料はなぜ高いのか―人事評価の真実

労働問題はいつ何時も起こるのだが、現時点で起こっているものとして本書にて取り上げる「働かないオジサン」の話がある。「働かないオジサン」は主に50代前後の方々がそれなりのポストにいるにもかかわらず、会社の中で仕事をせず、高い給料を取っている状況にある。なぜ彼らがいるのかというと、今ある日本の「年功序列」によって起こった弊害にある。その弊害と「働かないオジサン」はどのような関係があるのか、そしてそれを […]

フロントランナー―挑戦する科学者

科学者というと昨年話題となった新細胞の学者が話題にあるが、実際には見えないところで研究を進め、新しい技術やモノに対して追求の日々を送っている。その最前線(フロントランナー)で挑戦を続けている科学者について、本書は取り上げている。 1.「宇宙・世界を理解する」 まずは宇宙を観点に「超弦理論」や「ビックス粒子」「素粒子」などの研究を進めている科学者を紹介している。宇宙にはまだ謎が多いのだが、その多い「 […]

任務完了―海上自衛官から学校長へ

女性の社会進出が目覚ましいが、その目覚ましいのは別に民間の世界とは限らない。自衛官と呼ばれる世界でも存在する。もちろん現在でも「海上自衛隊の歌姫」と呼ばれる三宅由佳莉氏など、活躍している現役女性自衛官も少なくない。 本書はその女性自衛官の草分け的存在の方を取り上げている。しかし自衛官としての活躍だけではない。退官後、著者は大阪府立学校の学校長に就任したという。 1.「東日本大震災への対応」 201 […]

運転、見合わせ中

朝の通勤ラッシュの時、もしくは帰宅の混雑時に突然運転見合わせになってしまったら、げんなりしてしまうものもいれば、車掌に当たる人もいる。中には客同士のトラブルも起こったり、その時間を使ってボーッとしたりと様々である。 私の場合は、状況にもよるが、たいがいは本を読むことが多い。もし読む本がなければ、スマートフォンを使って電子書籍でも読んでいると言うような感じである。 本書の話に戻す。本書は大学生・フリ […]

「計算力」を鍛える―プロフェッショナルの「数字を自在に操る」技術

ビジネスにおいて様々な要素が必要になるのだが、「計算」をすることにしても重要な要素の一つである。その「計算」は、最近認知されている「数学」の範疇の一つとして挙げられるのだが、それはどのようにして身につけていったらよいのだろうか。本書では簡単なものから複雑なものに至るまでビジネスにおいて必要な「計算」の方法について伝授している。 第1章「「なんでも@変換」で、数字は一気に身近になる―複雑なデータを読 […]

ああ栄冠は君に輝く~加賀大介物語~ 知られざる「全国高校野球大会歌」誕生秘話

この歌は「全日本高等学校野球選手権大会(通称:夏の甲子園)の歌」である。しかしその歌の誕生はあまり知られていない。この歌の誕生には本書のタイトルである「加賀大介」という人間が存在する。本書はその歌の誕生と加賀大介の人生について取り上げている。 第一章「雲はわき光あふれて」 加賀大介が生まれたのは1914年、第1回の夏の甲子園(当時の「全国中等学校優勝野球大会」)が行われる1年前の話である。当時の名 […]

伝説のトップCAが明かす一流になれる人、なれない人の見分け方

接客業をやっている方の中には「一流」と呼ばれる方々のオーラなど見えるものが違うと語っている方がいる。本書も24年にわたってCAとして乗客を接遇した方が、一流かそうでないかの違いについて解き明かしている。その見分けはどこにあるのかというと、習慣や身だしなみ、気配り、性格などが挙げられる。 PartⅠ「これが一流の人と、二流の人との違うところ」 一流の人は以下のような点がある。(以下、pp.15-16 […]

親子共依存

マザコンやファザコンのように子どもが親に依存をするようなものがあるのだが、親もまた子どもに依存するような状況があるという。むしろ後者の方が急増している傾向にあり、かねてからあった「お受験」のほかに大学進学、就活にまで親が顔を出すような現状にある。その現状は「総子ども化」の一部であるという。本書はその問題点について教育・家族などの観点から提示している。 第1章「親ラブ族、急増中!」 時期によっては親 […]