日本人のここがカッコイイ!

日本人では気づくことのできない日本の良さは存在する。その良さは本書で取り上げるような外国出身で日本に滞在している方々でしかわからない部分もある。もちろん滞在し始めた、あるいはしていく中で日本にしかないこと・ものに驚くような方々もいる。本書は日本に滞在している外国人たちが驚いたこと、変わったこと、そして日本に対する要望について取り上げている。

その一「日本のここに驚いた!」
外国人が日本に来て驚いた点は数多くあるという。どのような驚きを持っていたのかというと、ホームレスや自転車、さらには労働や言葉など観点は人それぞれであるものの、祖国とのカルチャーショックによって驚いたことには変わりない。

その二「日本に来て変わっていく私」
日本に来て、カルチャーショックを受けたのち、日本独特の文化や考え方に染まり、変化を遂げていった外国人も少なくない。そこで日本にしかない良さがあり、それに気づいたことを本章では取り上げている。

その三「日本の教育について、ひと言」
日本の教育と海外の教育は異なるのだが、それ以上に先生の在り方や生徒の在り方も異なる。本章では教育論というよりも、先生をしている方もいれば、学生として日本に滞在している方もいる。もちろん本章でもそういった方々のインタビューが取り上げられている。

その四「日本のみなさん、聞いてください」
日本に滞在していて困るようなこと、要望が存在するという。表記にしても文化にしても、会話にしても、Wi-Fiにしてもその要求の内容は様々である。

日本人が感じる・気づくような良さもあれば、外国人にしかわからない日本の良さが存在する。もちろん本書には良さもあれば足りないものなども存在しているのだが、「当たり前」と呼ばれるようなところでも、外国人から観たら珍しいものがある。そのことに気づくことができるのが本書といえる。