早く正しく決める技術

「決める」ことは様々な場面で必要なことである。その必要な「決める」ことをいかにして行っていくべきか、そのうえでどのような「決める」ための要素が必要なのか、個人、チームそれぞれの観点から伝授している。

Chapter1「なぜ、正しく決断できないのか―80%のどうでもいいことが「決断」を鈍らせる」
そもそも「決める」ことは非常に単純なことのように見えて、実は余計なことを考えたり、余計な情報を持ったりすることによって決断を鈍らせてしまっているように思えてならない。

Chapter2「「数字」「ファクト」「ロジック」で物事を組み立てる―世界共通の「決める」仕組み」
決断をする要素として「ロジック(論理)」が挙げられる。その挙げられる論理をいかにして利用していくかというと「数字」や「ファクト」が存在しており、それをもとにして決断する要素をどのように組み立てたらよいかについて取り上げている。

Chapter3「チームで決めるためのルールの作り方―決められない人を「決められる人」に変えるために」
決断をする要素として、どちらかというとチームなどの「組織」のなかで、決断する人・考え方が必要になってくるのだが、必ず決められるルール作り、人作りなどを取り上げている。

Chapter4「動きながら完成させる―トライ&エラーで修正しながら進める」
決断を早く、簡単にするための仕組みは一朝一夕では完成しない。常々トライ&エラーを繰り返しながら、仕組みを改善していくことにある。その改善していく中で、どのように決断力を改善していくのか、そして仕組みを完成に持っていけば良いのか、そのことについて伝授している。

Chapter5「1%の直感に従うために―大切な瞬間ほど直感は閃く」
決断は論理ばかりではない。論理を組み立てていきながら、決断に迷うことは往々にしてある。その往々にしてある迷いを断ち切るものとして本章のタイトルにある1%の「直感」がものを言う。そのものを言う直感をどのようにして磨くべきか、そのことについて取り上げている。

決断はビジネスのうえで、非常に重要な要素の一つとして挙げられる。その決断をどのようにして力とし、鍛え上げていけば良いのか、そのことについて明示しているのが本書である。