アンガーマネジメント×怒らない体操 たった6秒で怒りを消す技術

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。
「怒り」は誰にでもある感情である。その怒りはでまかせに出るものもあれば、ひょんとしたことで怒りが出ることがある。その怒りをいかにしてコントロールして消していくべきか、そのことについて取り上げている。

第1章「たった6秒で怒りを消す「その場セラピー」を覚えよう!」
怒りは突然起こるものであるのだが、その「怒り」を収める方法として「6秒」でもって収める方法を取り上げている。最もカッとなった時に収めるには最適の方法である。

第2章「怒りの正体を知れば、もう何も怖くない!」
「怒り」は様々な形で連鎖をする。その連鎖をいかにして断ち切り収めていくのか、その中でも根幹的なものとして「正体」を知ることにある。その「正体」をどのようにして知ったらよいのか、その方法について取り上げている。

第3章「心の器を大きくする「怒らない体操」をマスターしよう!」
怒りを静め、心の器を大きくする方法として「体操」がある。その体操は著者の一人であるデューク更家氏の監修しており、実際にどのような体操なのかも取り上げている。

第4章「怒りを増幅させない「マインドフルネス」を味方に付けよう!」
最近自己啓発本にて「マインドフルネス」という言葉が出てきている。それはいったい何なのか。それは、

「ちょうどこの子どものように心身ともに、「今、ここに生きている」現実に集中している状態になることを目指しています。飛んでいきがちな意識を現在に引き戻し、ストレスで疲れた心身を回復する働きがあるといわれています」(p.99より)

とある。このマインドフルネスになることによって怒りを静めることができ、ストレスフリーの状態になるというのが狙いである。そのためマインドフルネスの状態を作り、味方につけていくことが大事になってくる。

第5章「アンガーマネジメント、怒りと上手に付き合うQ&A」
著者の一人である安東氏は元々「アンガーマネジメント」と標榜していた。その標榜していた中でどのような悩みがあり、答えがあったのか、お悩み相談形式にて取り上げている。

怒りは前の本でも取り上げたが良い効果がある一方で、うまくコントロールできないと、むしろ周囲の人間関係を悪化させかねない事態となる。その怒りを上手にコントロールすることが先決なのだが、それを具体的にどのようにして行っていけば良いのか、それを示しているのが本書と言える。