男はなぜこんなに苦しいのか

男は苦しい立場に立たされているという。その苦しい立場に立たされている男性はどうしてそうなったのか、そしてどのように脱し、救われる方が良いのかそのことについて書かれている。

第1章「「男らしさ」という病」
セクハラやパワハラといった行為が社会的に取り沙汰されている一方で、逆のセクハラやパワハラも存在する。というのは女性が「男だろ」といったことを言われ強要されるようなケースが少なくない。また自分も「男らしく」という言葉にとらわれてしまい、自滅していくこともあるのだという。

第2章「変化する時代と「評価」に苦しむ男たち」
周囲の空気などに惑わされてしまい、いつの間にか取り残され、苦しむような人も少なくない。その少なくない中で最も苦しむものとして会社や周囲の人からの「評価」にあるという。

第3章「上司と部下の難しい関係」
上司・部下の関係は様々な立場があるのだが、関係は非常に難しいという、人間関係そのものがストレスの要因にもなりかねない。そう考えると上司や部下を変えるべきかもしれないが、そのことも難しい状況もあるのだが、「難しい関係」と言えるのかもしれない。

第4章「「自分はこのまま終わってしまうのか?」という苦悩」
「このまま終わってしまうのか?」という考えは自分にもある。今ある人生が充実しているかというと充実しているものの、さらに充実できることはあるのかもしれない。もっともやりたいことも数多くあるのだから、「このままで終わりたくない」と思えてならなくなる。そういった自問自答を繰り返す人は私の他にも数多くいるのだという。

第5章「結婚は幸せか、人生の墓場か」
私自身今こそ結婚願望はないものの、縁があったら結婚しようとも考えている。その結婚は「人生の墓場」と主張する人もいるのだという。その根拠とはいったい何なのか、そのことを取り上げている。

第6章「何が彼を絶望から救ったのか?」
絶望に打ちひしがれる人は男性に限らずいるという。そのいる中でどのように救われたのかを取り上げている。

男は何かと苦境に立たされているのだ、本書はそのことを浮き彫りにした一冊である。そのことを考えると男に向けてのエールの本がどうしてもほしくなってしまうのは私だけだろうか。

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