DAY

2017年3月10日

忘れられた哲学者 – 土田杏村と文化への問い

日本の哲学者と言っても様々いるのだが、有名どころだと「哲学」の日本語の生みの親である西周や西田幾多郎、政治哲学ではあるものの丸山眞男がいる。しかし本書で取り上げられる土田杏村(つちだきょうそん)はどのような哲学者なのか、そしてどのようなものを遺したのか、そのことを取り上げている。 第一章「1920年代の思想と文化概念」 元々土田杏村に関する文献はそれほど残されていなかった。そのことから「忘れられた […]