ヒアリング不動産投資

サンライズパブリッシング様より献本御礼。
不動産投資を行うには一人ではできず、様々な人と関わることとなる。その支えでもって成功するのであればヒアリングを行うことも非常に重要なものである。もっとも誰とヒアリングするのかと言うと仲介業者から金融機関である。それぞれのヒアリングをいかにして行い、なおかつ優良な不動産投資を行ったら良いのか、そのことを取り上げているのが本書である。

第1章「不動産投資の成功は「ヒアリング」で決まる!」
不動産投資は様々なつながりでもって成り立つ。そもそもそのヒアリングを行うのは必須事項であり、それがなければ金融機関から資金の融資を受けることができず、なおかつ優良物件の選択すらできない。そもそもヒアリングをすることによって交渉をすることができ、相手を説得するための材料を得ることができ、優良物件で投資を行うことができるようになる。

第2章「物件を購入する前のヒアリング」
ヒアリングをする方法として材料集めから入っていくことが肝心である。その材料集めについて、現地調査はもちろんのこと、仲介業者・管理業者・金融機関など様々なケースでもってどのようにヒアリングをしていけば良いのか、そのヒアリングを行うに際しての準備事項を列挙している。

第3章「物件別ヒアリング事例集」
ヒアリングを行う事例を本章と次章に分けて取り上げているのだが、本章はどちらかと言うと「再生物件以外」といったところである。しかし本章で紹介している事例は実際に著者自身が購入した物件をどのようにして手に入れ、収入に結び付けることができたのか、そのプロセスを綴っている。

第4章「物件別ヒアリング事例集(再生物件編)」
「再生物件」は不動産投資の中でも難しい物件で、方法をいかにして収入源の一つとしていくか、そこには「ヒアリング」がどうしても必要となる。その必要となる要素はどのようなものか、事例とともに紹介している。

第5章「実際に使える!ヒアリングデータベース」
本章では事例をもとにより実践的なヒアリング方法を伝授している。心構えはもちろんのこと、どのような流れで行けば良いのか、そのことも含めて実践的な形で教えている。他にも付録として「ヒアリングチェックシート」があるため、実践しやすいようになっている。

不動産投資を行うためには様々なところの支えでもって成り立つ。そのために味方を付けるべく「ヒアリング」は何よりも重要な要素になってくる。そのヒアリングはどのように行ったら良いのか、もし不動産投資を始めて間もない時にどのようにして安定的に物件を獲得し、収入源としていくのかを学ぶバイブルとなるのが本書と言える。