斎藤一人 人間力 一人さんと二人で語った480分

信長出版様より献本御礼。
著者は今となっては日本を代表するカリスマホストであるのだが、様々な人の出会いの中で成長を遂げてきた。本書もまたある人の出会いと対談であるのだが、その人とは数多くの著書を生み出し、なおかつ弟子を育て、さらには「まるかん」を創業し、日本一の大富豪にまでなった斎藤一人氏である。日本一のホストと日本一の実業家、その対談を通じて得たものとは何か、480分もの対談を綴っている。

第1章「12:30→14:00pm」
著者と斎藤一人氏との出会いは「本」だった。少し遠回りの話となるが、著者の本を斎藤一人氏の弟子がSNSで推薦し、そこから伝わりに伝わり、斎藤一人氏自身が弟子を通じて「会いたい」といったことから今回の対談に至ったという。その至った対談の経緯もあれば、斎藤一人氏が考える著者の人物像、さらには成功のルールを中心に取り上げられている。

第2章「14:30→16:00pm」
30分のインターバルの後、お金持ちとメッセージとは一体何かについて対談を行っている。お金持ちになることは悪だという意見を言う人もいるのだが、もっともお金を得ることは奪うというのではなく、人と人とのかかわりあいの中で得られるものであるという。そしてその関わりあいの中でメッセージを送ったり、送られたりするのだが、その関わりあいの中での人間関係と感情のあり方が中心となって話されている。

第3章「16:30→18:00pm」
次は「ビジネス」を基軸において対談を行っている。ビジネス展開と言うのもあるのだが、うまくいく鉄則から斎藤一人氏が創業した「まるかん」のメカニズム、さらには信頼の得方から情熱の生み方に至るまで網羅されている。

第4章「18:30→20:30pm」
最後は著者自身の畑であるホストの話もあるのだが、その中にあるコミュニケーション、さらには目指すべき目標、さらには斎藤一人氏がホストや政治家になったらの「仮定」と呼ばれる対談を行っている。

共に「トップ」と呼ばれる立ち位置に到達した方同士の対談であるのだが、異なる畑の中から何を得、何を学ぶべきか、さらにはこの対談を通じて成功や成長になるエッセンスとは何か、異なるものもあれば、共通するものもある。480分の対談の中で得られるものはビジネスに限らず、人間的な成功や成長も含まれているため非常に多いとも言える。