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2017年8月

バターが買えない不都合な真実

料理をする人にとってバターは重要なものなのだが、そのバターが数年前から買いづらくなっている。その理由としてバターを1ケース買うだけでも400円もしており、なおかつ1人1ケース限定といった制限まで設けられている。しかしなぜバターが買いにくくなっているのか、そこには農業の衰退というよりも輸出入の事情があるという。それは農業に限らず、外交にも大きくかかわってくるのだが、そのかかわってくる要素について取り […]

一言力

論理的な説明でも理解できるのだが、たった一言だけで背中を押されたり、理解したりするようなことが往々にしてある。一言だけの力はすさまじいのだが、その一言を磨くためにはどのような力が必要なのか、本書は8つの単元を用いて伝授している。 第一章「要約力」 「一言」といっても長い説明などを数文字にして短縮させて行うことを「要約」という。たった一言でインパクトを持たせる、意味を持たせるにはその元となる説明をい […]

お化け屋敷になぜ人は並ぶのか 「恐怖」で集客するビジネスの企画発想

私自身遊園地なり、お化け屋敷に行くことはなかなかない。もっとも遊園地に縁がないと言えば縁がないと言ってもよいのかも知れないが、もっとも最後にお化け屋敷に行ったのはかれこれ20年近くも前の話である。もっとも行ったのかどうかでさえもおぼろげであるのだが。 お化け屋敷は遊園地をはじめ、期間限定で縁日でも出し物として扱われることがある。しかしなぜお化け屋敷に人は並ぶのか疑問に思ったことさえある。その理由と […]

孫正義「規格外」の仕事術―なぜソフトバンクは逆境でこそ強いのか

IT企業が話題になることがあるのだが、その中でもとりわけ話題となる人物の一人として孫正義がいる。孫正義はソフトバンクグループの代表であり、IT企業からプロ野球球団まで抱える巨大グループの中核を担っている。 その孫正義の仕事とはいったいどのような物か、そしてどのような思考をしているのか、法則を持っているのか本書はその孫正義の社長室長を担い、常に近くにいた著者が明かしている。 第1章「孫正義・壮大なる […]

ぼくらは夜にしか会わなかった

日常的な小説なのかも知れないのだが、恋愛でもなく、友情でもなく、単なる「出会い」に収斂している印象が強い。 とはいえ、短編でありながらも人の出会いの尊さがまざまざと感じさせられる一冊であり、なおかつ人との出会いがいかに人生に関わっていくのかがよく分かる。もちろん「出会い」と言っても恋愛的な要素もあれば、仕事的な要素、さらには家族的な要素から、友情的な要素まで存在する。 それらの「出会い」がいかにし […]

こだわりバカ

もっとも自分自身も本書のタイトルにあるようなバカかもしれない。もっとも自分自身を「こだわる」と自称することはないのだが、形にしても色々とこだわりながら行ってきた。私に限らずとも様々な会社などで「こだわりの~」というようなことを標榜することが出てくるのだが、そもそも本当にこだわっているのか、そのことを取り上げている。 第一章「「こだわりの○○」と言うことばを安易に使う店は、結局、何もこだわっていない […]

仁者無敵 甫庵伝

中国大陸の思想の中ではビジネスにしても人生にしても大きな教えとなるような古典がある。その古典の中には孟子といったものがある。「性善説」の象徴の一つであり、なおかつ「仁」の教えを重んじる学問の一つである。 その学問は歴史的な人物にも伝えられ、忠臣らにも浸透していった。その浸透していった人物には織田信長や豊臣秀吉の評伝を残した人物にも伝わり、孟子の教えこそが評伝を残そうとしたきっかけであるという。 も […]

これからの本屋

私自身はほぼ毎日のように本屋へ行く。多くは大型本屋であるのだが、時折、小さな本屋を見て回ることがある。元々本屋はチェーン店化、大型店化といった風潮にあるのだが、本屋と言うと売れている本ばかり置いているわけでなく、本屋それぞれのチョイスの元に陳列するような本屋もある。しかしながら本屋の全体数は減少傾向にあるという話を聞くのだが、これからの本屋はどうあるべきなのか、その本屋の仕事に携わる方々と共に紹介 […]

信じる覚悟 超訳 西郷隆盛

著者の鈴木様より献本御礼。 西郷隆盛を敬愛する人は歴史上の人物を含めても数多くいる。有名どころでは坂本龍馬、島津斉彬、勝海舟、さらには頭山満もいる。特に頭山は若かりし頃、西郷没後に西郷隆盛の旧宅に訪れ「西郷先生の身体は死んでもその精神は死にません。私は西郷先生の精神に会いに来たのです」と残したのは今もなお有名な話である。 その西郷隆盛の言葉・思想はまさに「信」という文字の一つに限るのだが、そもそも […]

珍樹図鑑

人間にも色々いると同時に木々にも色々な種類が存在する。本書にて紹介される「珍樹」と呼ばれるものもある。その珍樹というとどのような種類があるのか。本書を挙げてみると、本当の意味で珍しい木もあれば、中には有名人やキャラクター、動物などの似顔絵みたいな形をした木々もある。 もっとも木々によっては様々な絵を模したものがある。その絵にもした木々をよく見てみると似ていると言うものもあれば、ある意味で強調しすぎ […]