ハーブの歴史

ハーブには料理に使われたり、お茶に使われたりすることがあり、様々な良い効果をもたらす側面がある一方で、「危険ドラッグ」と呼ばれるほどにまでなったハーブもある。その中でハーブはどのような歴史・定義を辿りながら、文化を彩っていたのか、そのことを取り上げている。

第1章「ハーブとは何か?」
ハーブと似ているものとして「スパイス」があるのだが、では「ハーブ」と「スパイス」の違いとはいったい何なのか、定義の違いとしては花や葉が「ハーブ」、樹皮や種子・根を「スパイス」として取り上げられているという。もっともそれらは料理人として取り上げているが、他にも国によっても異なってきているので、なかなかその「定義」の違いは難しいと言っても過言ではない。

第2章「おなじみのハーブ」
本章のタイトルからしてイメージするハーブは「フェンネル」「ミント」「ローズマリー」「サフラン」「タイム」「コリアンダー」など挙げるだけでもキリが無い。しかし「おなじみ」もまた歴史と共に変化している。

第3章「ヨーロッパ以外のハーブ」
ハーブを使ったり、食したり、飲み物にしたりするのは何もヨーロッパだけではない。アフリカやアジアなど様々な地域で異なるハーブが使われ、親しまれているという。例えばアフリカではカートなどが挙げられるのだが、他国では違法な薬物として取り締まっているのもあるという。

第4章「旅をするハーブ」
ハーブはその国だけのものかと思いきや、様々な国を渡りながら進化しているハーブもある。その中には第2章で取り上げたようなハーブもある。

第5章「国境も文化も越えて」
ハーブが親しまれるのは国・文化に関係ないことであったのだが、かつてはそういった差があった。しかし中には違法となっているハーブもあるため、全部が全部ではないのだが、ハーブによっては世界中に愛されているものも出てきている。

私自身もローズマリーを含めて色々なハーブをハーブティーにして味わっているのだが、ハーブは料理などでも使われる。ある意味で万国共通のものであるのだが、そこにもまた歴史がある。その側面を知ることのできた一冊と言える。

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