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2017年11月

予防接種は迷って、悩んでもいいんだよ。

季節は冬になり、インフルエンザが流行するシーズンとなる。その対策のために、所によってはワクチンを接種すると言うようなことがある。いわゆる「予防接種」であるのだが、これはインフルエンザに限った話ではない。脳炎やかぜ、BCG、肝炎などのウィルスに対する予防接種もある。その予防接種は時代と共に変化をしているのだが、子どもに対して接種する必要があるのか、親もまた選ぶことが必要になるという。その心境と悩み、 […]

夜食の文化誌

夜食というと今も昔もあるのだが、もっとも夜食というとどのようなイメージを持たれるのか。その一つとしてラーメンが挙げられるのだが、そのラーメンはなぜ「夜食」の代表格として取り上げられたのか、他にもラーメンが表れる前にはどのような夜食があったのか、さらにラーメンに取って代わった夜食とは何かも併せて取り上げている。 第1章「「夜食」と階層―落語から考える」 江戸時代にも夜食は存在していた。もっとも落語の […]

もしアキバのメイドが成功法則を学んだら

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 最近ではビジネス書や古典の名著がマンガ化するようなことがある。一見難しいような本もマンガのようなストーリーをつくることによって分かりやすく、なおかつない洋画は行ってきやすい作用がある。 本書は自己啓発本やビジネス書にある成功法則をどのように実践したらうまく行くのか、アキバ(秋葉原)のメイドに置き換え、取り上げている。 第1章「アキバのメイド、“お金持ちの条 […]

人が人を裁くということ

人が人を裁くというと裁判であるのだが、今となっては規模は違えど裁判所によって行われる。しかし歴史の中には私設裁判のように勝手に裁判となり、被告が刑罰を受けると言ったことがある。もっとも「裁く」歴史は文明の歴史と同じようなものがある。 話は変わり、その裁判の歴史の中で一つのターニングポイントとなったのが2009年に施行された裁判員制度がある。その裁判員制度は市民が被告を裁くと言った事であるのだが、今 […]

ハーブの歴史

ハーブには料理に使われたり、お茶に使われたりすることがあり、様々な良い効果をもたらす側面がある一方で、「危険ドラッグ」と呼ばれるほどにまでなったハーブもある。その中でハーブはどのような歴史・定義を辿りながら、文化を彩っていたのか、そのことを取り上げている。 第1章「ハーブとは何か?」 ハーブと似ているものとして「スパイス」があるのだが、では「ハーブ」と「スパイス」の違いとはいったい何なのか、定義の […]

中原中也――沈黙の音楽

日本を代表する歌人でもあり、詩人であった中原中也は作品自体は寡作でありながらも、一つ一つが印象が強く、今もなお読み継がれている。その詩はあたかも音楽が奏でられているような感触がある。その詩は中原中也が生きていた時代、そして逝去した後にどのようにして語り継がれたのか、そのことを取り上げている。 第一章「無限の前に腕を振る」 詩の世界は無限であるのだが、その無限はいかにして醸成されていったのか、そのこ […]

世の中が見えてくる統計学

私自身大学時代、統計学を専攻してきた。大学を卒業して来年で10年経つのだが、統計に関する知識はある程度残っている。もっとも統計を取ることによって見えてくる世界も結構変わってくることもある程度知っている。 話は変わるが、統計学についてはビジネスでも注目を浴びており、統計に関するビジネス書が続々と出てくる。もっとも統計学は数字の羅列のように見えるのだが、そのすうじでもって見えてくるものもある。本書はそ […]

少女のための秘密の聖書

聖書は最近ビジネスでも役立てられることが分かったり、それらをそっくりそのまま実践しようとするような本も書店で見られるようになった。もっとも聖書は世界で最も売れている本であるためなのだが、宗教であるがゆえに最も読まれたり保存されている本である。しかし「聖書」とひとえに言ってもユダヤ教・キリスト教のバイブルである「旧約聖書」とキリスト教のみバイブルとしている「新約聖書」の2種類ある。他にも宗教における […]

ダンゼン得する 知りたいことがパッとわかる 儲かる会社の会計と経営がよくわかる本

会社にとって会計は根幹を成すものであり、会社の健康状態を知ることができるものである。もちろん会計と言っても「財務諸表」と呼ばれる書類があり、その中には「貸借対照表」や「損益計算書」、さらには「キャッシュフロー計算書」などがある。その会計をいかにして行っていくのか、節税や財務対策をどのように行うべきかを伝授しているのが本書である。 第1章「起業の悩みは「お金」が9割!」 会社を興したり、個人事業を興 […]

曲がり木たち

人間は木と同じようにそれぞれの「成長」がある。その成長は真っ直ぐとした成長もあれば、様々な曲がり角にあるような成長の姿を見せることがある。 本書のタイトルにおける「曲がり木」と呼ばれるのは、人間で言う所では何らかのハンディ(障害)を抱え、成長していくという日常小説である。 私自身も中学時代にハンディを抱えている方々と交流があったのだが、その交流を通じてそれがあったとしても普通の人間のように生活し、 […]