アンガーマネジメント超入門 怒りが消える心のトレーニング

何ともギスギスしやすい世の中である。仕事にしても、プライベートにしても、ちょっとのことでも許さず、周りの空気が悪くなってしまい、自分自身でさえも、出て行きたくなってしまう空気になってしまう。ただ自分自身もイライラしてしまうことで、空気を悪くしてしまうことがまれにある。原因としては「怒り」にまつわることが多いのだが、その「怒り」をどのように静めるか、それは感情をコントロールすることはとても大事なことである。本書はそのコントロール方法を「アンガーマネジメント」として取り上げている。

第1章「とっさの怒りを切り抜ける6つの方法」

「怒り」の感情は誰にでも起こる。その「怒り」の感情をいかにして切り抜けるかが大事になってくる。誰にでもある感情なのだからそれを「避ける」「防止する」よりも、「怒り」を「知る」ことがある。もっとも「知る」ことは自分自身の感情を知り、そしてそれをいかにして立て直すのかもある。

第2章「怒らない自分をつくる8つの習慣」

「怒り」の矛先はどこにあるのか知る必要がある。しかしながらたいがいの矛先は「自分自身」にあることを認識しておいた方が良い。自分自身にあるとするならば、いかにして「自分」を変えていくべきかを考える所にある。その変えていくところには「習慣」があり、本章ではそれを8つ紹介している。

第3章「ムダに怒らない人になる9つの心の持ち方」

「怒り」の感情は持つことはあるのだが、その「怒り」をムダにぶちまけてしまうと、相手のみならず、自分自身も損ねてしまう。ムダに起こらないことが大切なのだが、いかにして怒りから脱するべきか、そのことについて取り上げている。

第4章「上手な怒り方6つのルール」

もっとも「怒り」は誰にでも持っている感情であり、なおかつ必要なときにそれを伝えることもまた必要である。しかしその「怒り」を上手に伝えるかが大きなカギとなる。その怒りの感情の伝え方について6つのルールにして伝授している。

「アンガーマネジメント」と言う言葉をよく聞くのだが、良く認識されているものとして「怒りを抑える」ことに着目している所がある。しかしながら抑えるだけではダメで、「怒り」の感情をコントロールし、良い意味で怒りを伝えることも必要である。こういう世の中である「正しい怒り方」を身につけてみてはどうだろうか。