世界のエリートはなぜ歩きながら本を読むのか?

本書のタイトルを実践しようにも、歩きスマホのように前を見なくなってしまうため、歩道を歩くと危険である。しかし言葉は言いようであり、それだけ時間の管理を大切にし、なおかつ学ぶ、あるいは運動をしながらも、様々なことを得ながら、ビジネスへと転化し、そしてビジネスパーソンとして成長を遂げることができるようになる。そのエリートのことを「パワーエリート」と呼ばれるのだが、そのエリートはどのようにして醸成されるのか、そして実際にいるパワーエリートは何を実践しているのか、そのことを取り上げている。

Chapter1「文武両道のパワーエリートとは何か?」
パワーエリートは文字通り、アグレッシブな行動を起こすことができるエリートのことである。もっともそういったパワーエリートは様々なチャレンジを経て、進化を遂げていく。その進化は自分自身の習慣、さらには仕事、もっと言うとビジネスそのもののあり方を変えることによって変化を生じることができるようになる。

Chapter2「世界のエリートが実践するコンディショニング術」
アグレッシブな実践と変化を遂げるためには「体が資本」と言われるように「体」を整えることが何よりも大事である。その「体」を整えるために「運動」「食事」といったものがある。他にもビジネスパーソンの中でも人気のある「座禅」も併せて取り上げている。

Chapter3「世界の文武両道事情」
「文武両道」でもってパワーエリートとなるのは誰にでもできるという。それは「考え方」を変え、そして「心構え」を変えることによって、行動に転化し、そしていつの間にかそうなることができるようになる。その実例を8個取り上げている。

本書のタイトルと中身を見てみて実際に意味が通っていないように見えて案外通っている。それは「歩きながら=運動」「本を読む=文化」という意味があり、文武両道の喩えとも言える。そう言う意味では本書は面白く、なおかつ実践的である。

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