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2018年3月

食に添う 人に添う

人間として生きる要素として「衣食住」がある。その中でも「食」は生きて行くにあたり必要なことであるのだが、何でもかんでも良いというわけでは無い。そもそも「食」を知らずに何でも食べてしまうことによって食べもの・食べ方によっては病を冒すようなこともあれば、逆に健康的になるような事もある。 本書は未熟児の子どもを授かった著者が「食」に寄り添い、そしてその食を生産する方々との出会いの記録を綴っている。 第一 […]

ハコネコ

もう何度も書いているように私自身は大の猫好きである。ただ猫自体は飼ったことがなく、なおかつ猫カフェにすら行ったことがないのだが、道を歩いているときに猫にであったら振り向いてくれるように鳴き真似などをする。そのことで振り向いてくれるとなんとも言えないような「癒やし」を得ることができるようになる。他にも本書のような猫にまつわる写真集やエッセイを読むのもまた癒やしとなる。 ちなみの本書はどのような一冊な […]

アマゾンと物流大戦争

物流業界の競争は激しさを増している。もっともアマゾンがその業界に介入しただけではなく、小売業界も物流の波に押し寄せられている状況にある。アマゾンはそのことによりますます巨大化し、世界の流通・小売・物流を飲み込もうとしている様相である。そもそもその仁義なき戦いはいつまで、そしてどれだけ続いていったのか、その一部始終を取り上げている。 第一章「物流のターニングポイント―ネット通販と宅配便の異変」 アマ […]

赤へ

人間における「本当」というのは何か、そこには「本性」というのがある。もっともそれが表れるのは極限の状態、それも「生」と「死」と言う言葉に直面するような場面によって出てくるのかも知れない。 本書はその「生」と「死」を描いた短編集である。その生死はなんとも生々しく、なおかつ不穏さもはらませているような部分も多くある。しかも生死との出逢い方もそれぞれ、年代もそれぞれでありながら、その「それぞれ」さが読ん […]

日報隠蔽 南スーダンで自衛隊は何を見たのか

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 昨年の7月29日にある防衛大臣が辞任をした。その名は稲田朋美。なぜ辞任となった理由として「南スーダンPKO日報隠蔽問題」がある。そもそもなぜ隠蔽問題が起こったのか、そして南スーダンではどのような事が起こったのか、方や隠蔽問題を追及し、方や南スーダンのPKO活動の現状を明かしている。 Ⅰ.東京×アフリカ 第1章「請求」 元々南スーダン派遣は民主党政権時代の時 […]

ポスト平成のキャリア戦略

あと1年ほどで「平成」と言う一時代が終わりを迎える。現時点で決定ではないのだが2019年4月30日に終わりを迎え、5月から新たな元号がスタートする予定である。時代が変わると共に、ビジネスモデルやキャリアの構築方法も変化していく。その変化していく中でどのような戦略を持つべきか、本書では20代~40代にかけてのミクロの部分と、日本や世界になど向けたマクロの部分とを分けて説明している。 第1章「「昭和モ […]

ブランド力 ~今、企業や自治体に求められている大切な価値

ブランドは個人にしても、企業にしても、さらには自治体にしても「ブランド」は大事なものである。そのブランドはなぜ必要なのか、それをつくり、育てることをどうするのか、そのことを論じている。 Chapter1「なぜ、今ブランド力が必要なのか」 ブランドは一日にして成らずとも言える。ブランドをいったん作るにしても、そのブランドを育て、形作り、広めていくための企業努力は必要になる。それは個人にしても、企業に […]

パンドラの少女

ギリシャ神話の中でも最も有名なもので「パンドラの箱」がある。これはゼウスからの贈り物として箱があったのだが、「決して開けるな」と言われた。しかしパンドラは好奇心に負けて箱を開けてしまい、災厄を飛び出すこととなったことを挙げている。 本書はその「パンドラ」と言う言葉をもののたとえとして挙げている。本章の舞台は完全に崩壊したイギリス、その国の中の荒廃した街の中で発見されたとある少女の存在を描いた物語で […]

VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む

以前から「VR」と呼ばれるようなものができ、広がりを見せている。もっとも仮想空間と呼ばれるものはインターネットなどを通じて広がりを見せているのだが、最近になってはビットコインをはじめとした「仮想通貨」なるものもでき、大きなビジネスになりつつある。仮想世界の広がりはまさにサブタイトルにもある通り「巨大ビジネス」となりつつある。 本書はその中でも「VRビジネス」の発展と隆盛を取り上げている。 第1章「 […]

忘れてはいけないことを、書きつけました。

日常生活を送っていく中で「忘れる」ことは色々とある。しかしその「忘れる」と言う機能は不便で、どうでもいいことを忘れられず、肝心なことを忘れてしまうのだから始末が悪い。しかしその忘れることを助長したり、あるいはそれらを未然に防ぐために、文章にしてしたためると言うこともまた忘れるため、もしくは記憶に残すための一手段としてある。 著者もまたその「忘れる」ことを避けるために、春夏秋冬の折々の事柄から、料理 […]