これで金持ちになれなければ、 一生貧乏でいるしかない。

あまりにもびっくりするタイトルであるのだが、そもそも稼ぐ、お金持ちになる、成功する願望は規模はどうであれ誰もが持っていることである。しかしそれを達成するためには「目標」や「目的」といったものを定義し、なおかつそれに向けるための心構えや考え方を持つ必要がある。本書はそうなるための思考方法を紹介している。

第1章「自分の現状を認識して、目標を習慣化する思考」
成功するためには目標を設定する必要がある。その目標を持つためには難しいと思えるような目標を設定すること、そそいてそれに向かって逆算をする事によって行動を起こす、あそして習慣に変える。あるいは足りないものを知ることができ、それを埋めるための行動を起こすこと、そしてそれを行えるようなモチベーションを持つようになることができる。

第2章「実際に動けるようになるための思考」
しかし行動をするにも最初の一歩を出すことが必要である。人によってはその行動を起こすことができず、グダグダになってしまうことさえある。それを防止するための行動へと導くための考え方を取り上げている。

第3章「すべての行動を「時給」でとらえる思考」
いわゆる「時給思考」であるのだが、行動の中で「無駄」と呼ばれるようなことを排除し、稼ぐための時間のつくり方を取り上げている。

第4章「一流の人から学ぶという思考」
スキルやノウハウを学ぶ機会はたくさんあり、本にしてもYouTubeなどの動画にしても色々とある。しかし学ぶと言っても学ぶべき人は選ぶ必要がある。成功に導くためのノウハウを得るためには「一流」と呼ばれる方々の考え方などを学ぶことによって成長の度合いが速くなる。

第5章「お金ときちんと向かい合う思考」
お金を稼ぐためには、「稼ぐ」事ばかりを考えてはいけない。「お金を使う」、ひいては「お金とは何か?」と言う根源的なことにも考えを広げていく必要がある。稼ぐばかりではなく、その稼ぐことを増やしていくこと、そして稼いだお金をどのように使っていけば良いのかを提示している。

第6章「会社の名刺に頼らないという思考」
会社の傘にいることは安定をすることの印ではあるのだが、それ以上に自分自身で稼ぐことは必要になる。最近では会社の倒産もあり、ワーキングプアもあるなどがあり、会社だけで稼ぐことができない。そのため会社の名刺に頼らず、自分自身の考えで稼ぐ事は何よりも必要なことである。

自分自身の手で稼ぐことは何よりも必要であり、お金持ちになることは必要なことである。の必要になる考え方を持つことによって、行動を変えることができ、なおかつ習慣に転ずることができるようになる。そのきっかけが本書にある。