『ぴあ』の時代

チケット販売でもっとも有名なところは「ぴあ」と連想する方々が多い。また最近ではライブなど非日常的空間を求める人が増えてきており、そのことからぴあが広がりを見せ、さらにはぴあがコンサートホールを建てるといったニュースまで出てきたほどである。

チケット販売の最大手として名を馳せている「ぴあ」はどのように生まれ、成長していったのか、その軌跡を追っている。

第1章「『ぴあ』の胎動」
ぴあの創業者の生い立ちを描いているのだが、そもそも起業家としての要素が芽生え始めたと言える。また時代の中で映画業界も広がりを見せた時に、チケット販売のビジネスが頭に浮かんだという。

第2章「『ぴあ』の誕生」
ぴあが生まれたのは東京都中野区の中野坂上にある小さなアパートである。そのアパートにてぴあが生まれたのだが、そのときは情報誌として月刊「ぴあ」が誕生したことにある。その情報誌は映画・演劇・音楽の公演など之情報が詰まっていた。

第3章「『ぴあ』の躍進」
そのぴあを躍進するに巡って物流などの取次業者との戦いもあった。その戦いを通して全国に配本されるようになり、なおかつコンテンツの中身もまた映画の最新情報に即対応するような情報誌になり、さらにはイベントも作ることによりぴあを成長することとなった。

第4章「『ぴあ』の挑戦」
ぴあの挑戦としてあるのだが、イベント運営であった。コンサートライブや演劇、さらには映画に至るまでのイベントを企画し、成功を収めるようになっていった。そして現在のぴあの根幹に当たる「チケットぴあ」も誕生してイベントビジネスに広がりをつけるようになった。

第5章「『ぴあ』の成熟」
チケットぴあを作り、そしてさらなるエンターテインメントをもとめていく。海外の映画もあれば、レンタルビデオにも進出するようにもなっていき、成長が成熟にへとつながっていった。

第6章「『ぴあ』の時代」
時代とともにぴあも変わっていく、情報誌として成長し、様々な事業に進出してきた。しかし転換をしなければならないことがあり、特に創業当初から続けてきた情報誌を休刊するようなことその一つであった。

ぴあは今となってチケット販売の最大手であり、イベント企画まで行っている。そのためライブなどのイベントにまつわるリーディングカンパニーにまで成長していったのだが、その根源には創業者の人生と「情報誌」があったことを忘れてはならない。