不動産投資の赤字を脱却するスゴイ方法

サンライズパブリッシング様より献本御礼。
不動産投資にまつわる本は当ブログで取り上げただけでも二桁に上る。もっともここ2~3年ほどの数であり、献本も数多くあった。それだけ不動産投資に対する「熱」が多いかも知れない。本に限らずとも不動産投資に関する広告もあり、リスクはあるものの、安定した収入を得ることができるようなスタイルとして人気を呼んでいるのだが、その一方で赤字となり、リスクばかり被るような方々も少なくない。

そこで本書である。赤字から脱却するために不動産を「任意売却」をする必要があるのだが、その任意売却をどのタイミングで、どのようにして行い、赤字から脱却するかをとリ挙げている。

第1章「迫る2020年、近づく「不動産投資の曲がり角」」
不相談投資は利益を生み出すことができる。しかしながら、その不動産投資も飽和状態になり始め、東京オリンピックが行われる2020年には曲がり角を迎えるという。バブル景気と同じように「バブル崩壊」が起こり、地価が急落するようになるのだという。

第2章「その投資用不動産、ちゃんと利益を生み出せていますか?」
そもそも投資をするための不動産は必ず利益が出るかというとそうではない。中には借金をしてさらに損失を被っている人もいる。もっとも赤字という中でズルズルしてしまうことにより、傷が大きくなってしまう。それを最小限に抑えるためには「任意売却」がある。

第3章「「任意売却」が一番良い選択肢の理由」
そもそも「任意売却」とは何かと言うと、

「専門の不動産コンサルタントが債権者と債務者の間に入って調整を行い、債権者の合意を得る事で不動産売買価格がローン残高を下回っても売却できる、とても合理的な不動産取引の事」「任意売却119番」より)

とある。元々損失を補填するための手段としてあるのだが、その中でも「専門家」を頼ることが一般的でもあるのだが、本書ではあくまで「金融機関」に頼ることが主流としている。

第4章「任意売却 実務の手続き、スケジュールを知る」
任意売却をするためには金融機関との折衝が必要になってくる。その折衝はどのような物なのか、そして折衝をいかにして行うべきか、スケジュールなど方法を含めて取り上げている。

第5章「赤字物件を売却し、不動産投資家として復活するための手順」
赤字物件を売却をして、収益を得るための物件を得ることになるのだが、そもそも「売却」をする事が先決になってくる。それを失敗すると自己破産をするだけでなく、連帯保証人にも迷惑をかけることとなる。それを避けるためにどのように金融機関と付き合ったら良いかを取り上げている。

第6章「収益不動産の任意売却事例集」
不動産を任意売却をするにも「モデルケース」を知る必要がある。その知る必要のある「事例」をいくつか取り上げている。

不動産投資をするにもリスクがある。それは借金を負うだけではなく、損失を被り、自己破産に陥ると言うものである。もっとも自己破産をすることにより自分のみならず連帯保証人など様々な人の迷惑を被るために自分だけのことではない。それを避けるための「任意売却」というリスクヘッジはどうしても必要になる。その要素として本書がある。