学校図書館はカラフルな学びの場

私自身図書館が好きで、書店では見かけることができない本を見たり、読んだりすることができる良い機会である。学校図書館も例外ではないのだが、学校図書館を頻繁に使い出したのは大学生の時、それも就職活動を行ってからのことであるため、学生生活の終わりにさしかかった頃の話である。そのため学校図書館自体はあまり使っていなかった。しかし学校図書館には市民図書館や書店にはない「学び」や「気づき」を得られる本がたくさんあるという。そのめくるめく学校図書館について取り上げている。

1章「学校図書館の学びはカラフル!」
学校図書館は高校によって異なる。その中出も神奈川県立の高校4校において様々な学びを得られるエピソードがある。そのエピソードを取り上げている。

2章「カラフルな学びの場になるための方法」
学校図書館はただ単に本を置いてある場ではなく、学びや気づきを起こすための引き金をつくる、あるいはヒントを得られるためのきっかけをつくるために試行錯誤を練っている。その試行錯誤を行う前に「そもそも学校図書館は何のためにあるのか?」を常々考えておく必要がある。そのきっかけを得るのが本章である。

3章「学校図書館と生涯にわたる学び」
学校図書館で学んだ、本を借りたことをきっかけに生涯学習に火をつけ、さらなる学びを求める人も少なくない。そのきっかけ作りをするための「学校図書館」について生徒の側から、もしくはOB・OGの側から取り上げている。

学校は勉強の場であるのだが、学習指導要領の範囲内だけでは気づいたり、学ぶことができないものもたくさんある。その範囲外のものには部活動だけでなく、学校図書館にもそういった役割を担っている。それを知るきっかけとなるのが本書と言える。