猫を助ける仕事 保護猫カフェ、猫付きシェアハウス

猫に限らず動物を保護することもまた人間が動植物を共生するために必要なことである。その必要である保護の中で「猫」のこともまた一つであるのだが、野良になることが多くなることは「猫の精神生活がわかる本」でも同様のことを記した。その野良を殺処分するような地方もある。それを避けるために猫を保護して、カフェやシェアハウスの飼い猫とするような団体や仕事もあるという。本書はその仕事の全容を記している。

第1章「忘れられない猫レスキューあれこれ」
猫の殺処分を避けるために猫の保護活動が行われるようにあったのだが、なぜ猫カフェや猫シェアハウスといった共生の形にして行われるようになったのか、そしてそれら一連の活動が「猫レスキュー」と呼ばれるようになったという。

第2章「猫カフェ型のシェルターはこうして生まれた」
猫カフェであれば私の家から歩いたところにもあるし、全国津々浦々にもあるのだが、本章で紹介される「猫カフェ」はあくまで殺処分から保護された猫を中心にして猫カフェとしているという。しかしあくまで猫カフェではなく「シェルター」としての保護施設として扱っているという。

第3章「猫と暮らす住まいの理想の現実」
野良猫を飼い猫にして、一緒に暮らすにしても猫であるが故の現実がある。もっと言うと住まいの中には「ペットお断り」というような部屋や家もザラにあるほどである。ペット飼育可能にするための働きかけをいかにするかを取り上げている。

第4章「保護猫付き住宅を全国に」
いわゆる「猫付き住宅」「猫付きシェアハウス」のことを表している。その保護猫との共生をいかにして行うのか、そして増やして行くにも様々な壁があったのだが、それと同時に可能性を見出すことができたという。

第5章「これからの保護活動を考える」
猫の保護活動に限らず様々な動物の保護は人間としての責務の一つであるのかも知れない。そのため保護活動と社会生活とをどのようにしてリンクしているのか、現時点で考えている構想を取り上げている。

猫を保護すると行った行動は過去にもいくつかの本で見たことがあったのだが、猫カフェやシェアハウスなど具体的に保護をするだけでなく、共生をしていくための具体的な行動を知ることができる。これから猫の保護活動がどのようになっていくのか、そのマイルストーンもまた本書にて記されている。