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2018年6月

すごい効率化

「効率化」は仕事においてもっとも重要なことの一つである。またプライベートにおいても充実したものとするためには余計なものをなくすために「効率化」は必要になってくる。その効率化をいかにして行えば良いのかを「時間」「行動」「環境」など様々な観点から伝授しているのが本書である。 1日目「決まった場所と時間を作る」 場所や時間をつくるだけでも効率化をすることができるのだが、そもそも場所にしても環境をつくるこ […]

はい。赤ちゃん相談室、田尻です。

世界に目を向けたら18~19世紀の時に「赤ちゃんポスト」になるようなものができていた。しかし日本ではそういった風潮がなく、2006年に熊本市の慈恵病院にてつくられた「こうのとりのゆりかご」が日本で初めての「赤ちゃんポスト」であった。様々な面で賛否両論があり、一時期ワイドショーで独占したほどであったのだが、今となってはあまり話題とならない。ほとぼりが冷めたからでこそ、本書の話に移る。そもそもなぜ「こ […]

学校図書館はカラフルな学びの場

私自身図書館が好きで、書店では見かけることができない本を見たり、読んだりすることができる良い機会である。学校図書館も例外ではないのだが、学校図書館を頻繁に使い出したのは大学生の時、それも就職活動を行ってからのことであるため、学生生活の終わりにさしかかった頃の話である。そのため学校図書館自体はあまり使っていなかった。しかし学校図書館には市民図書館や書店にはない「学び」や「気づき」を得られる本がたくさ […]

バッド・フェミニスト

フェミニズムというと、社会的にも理論として説明されているものがあるのだが、それだけではなく、性差別や人種差別、経済差別なるものがあり、それぞれの意味で「差別」は起こりうる。もっともその「差別」はメディアでも取り上げられ、問題視されるようなことさえもある。 その「差別」の中でも「フェミニズム」において、極めてネガティブな話題となるようなエピソードをエッセイ形式にて取り上げている。 社会的な出来事を風 […]

岩石はどうしてできたか

今年の3月から最近にかけて新燃岳火山が1年ぶりに噴火したとニュースが流れた。海外に目を向けてみるとハワイのキラウエア火山が爆発的噴火を起こした。その火山の爆発により火山灰が降りかかったり、マグマによって岩が生まれたりする。岩によっては水の運動により堆積し岩としてできあがるものもあるのだが、そもそも岩石はどのようにしてできあがったのか、そのことを取り上げている。 第1章「水成論の師をを超えて火成論へ […]

シンギュラリティは近い 人類が生命を超越するとき

「シンギュラリティ」とは、日本語で「技術的特異点」であり、 「未来学上の概念の一つ。端的に言えば、再帰的に改良され、指数関数的に高度化する人工知能により、技術が持つ問題解決能力が指数関数的に高度化することで、(頭脳が機械的に強化されていない)人類に代わって、人工知能やポストヒューマンが文明の進歩の主役に躍り出る時点の事である」(Wikipediaより) とある。いわゆる未来に向けて進化を続けていく […]

ドキュメント 日本会議

かつて「日本会議」と呼ばれた団体がメディアで話題となった。保守思想の団体であり、現首相である安倍晋三を支持している団体として言われているのだが、実際にはどのような思想を持ち、なおかつ生まれたのか、知られざる歴史と団体の中身について取り上げている。 第1章「発端―打倒全学連」 本章のサブタイトルにある全学連(全日本学生自治会総連合)は1948年に結成され、その後安保闘争や大学紛争に関わった。その全貌 […]

1円も出さずに全国展開する方法

フランチャイズと言えば、それなりに大きな企業が仕組みを作り、なおかつ様々な展開をすることによって稼ぐというスタイルである。飲食店が多いのだが、それだけでなく、学習塾など様々な業態にもフランチャイズが行われている。 もっともフランチャイズはかつて広がりを見せているのだが、一昔前と今とはフランチャイズ展開の形は異なる。本書はタイトルにもあるように全国展開をより効率的に行う方法を示している。 第1章「フ […]

挑発的ニッポン革命論 煽動の時代を生き抜け

なんともセンセーショナルなタイトルであるのだが、アメリカが現時点で「煽動」と呼ばれる時代に来たという。その煽動が世界に伝播して時代をつくっているのかも知れない。そのような時代の中であたかも「挑発」しているかのように日本に対して煽動の時代をどう生き抜けば良いのかを提言しているのが本書である。 第1章「トランプ旋風と煽動政治――9.11からフェイクニュースへ」 ドナルド・トランプが大統領に就任する以前 […]

森は消えてしまうのか?―エチオピア最後の原生林保全に挑んだ人々の記録

森は大切な存在であるのだが、本当のところ森が失われるようなこともある。日本では多くなったり少なくなったりと言ったものよりも、海外資本が購入すると言ったことがあるのだが、国外に目を向けてみるといくつかの国々は森林の面積が減るような現状がある。エチオピアもその一つであるのだが、その森を保護するための動きを取り上げているのが本書である。 第1章「最後に残された森を救え!」 アフリカ最古の独立国であるエチ […]