非常識な建築業界 「どや建築」という病

建築の世界には私たちの考えていることとは異なるものであるのかもしれない。もっともニュースで起こっている「疑惑」にしても建築業界の世界には「常識」と呼ばれるようなことがあるのだが、そもそもどのような所が「非常識」と呼ばれるのだろうか、建築業界の非常識は話を取り上げている。

第1章「[非常識なコンペ] 新国立競技場問題は「よくある話」」
2020年の東京オリンピックが決まる前後からくすぶっていた「新国立競技場」の問題については長らくメディアでも取り上げられるようになった。そもそもそういった話は建築業界における「コンペ」ではよくある話だという。その良い事例として「幼稚園建て替え」を引き合いに出している。

第2章「[非常識な建築史] 建築はなぜ「どや顔」をするようになったか」
前章と同じく新国立競技場のことを引き合いに出しているのだが、建築のコンペのことで案を出した人物もいるのだが、その中には本章で取り上げる建築史に名を残した人もいるほどである。

第3章「[非常識な建築家] オリジナルでなければ建築ではない!?」
建築には「模倣」という言葉があるイメージだが、実際はオリジナルでなければいけないというような概念があるという。そもそも建築にしてもどのように決められ、描かれるのか、そのことを論じている。

第4章「[非常識な建築現場] ゼネコンという名の総合商社」
「ゼネコン」は「総合建設業」を表しており、土木や建築をはじめ、建設にまつわる一連のことを全て請け負う会社を表している。建設における総合商社とも言われているのだが、そもそもゼネコンの中身はどんな姿を映し出しているのか、その現場を明かしている。

第5章「[非常識な建築論] 建築業界にも「常識」はある」
「井の中の蛙」という言葉がある。もっともこちら側で「常識」と呼ばれるものがあっても、違う世界では「非常識」と呼ばれている。それは建築業界とそれ以外との中でも同じような印象がある。もちろんタイトルにある通り建築業界にも「常識」があるのだが、その「常識」はそれを知らない私たちにとって考えられないようなものである。

本書は第5章の冒頭でも書いてあるように「井の中の蛙」の中身を知ることができる一冊である。もし建築関係でニュースにて取り上げられる場合は本書のことを照らし合わせて考えるとよい。

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