いつも結果がついてくる人は「脳の片づけ」がうまい!

部屋が散らかると、整理するために片づけを行う必要がある。それは心や考え方にも同じ事が言え、考えを整理する、あるいは片づけるためにも必要な要素としてあると言える。その片づけの中で著者は臨床医の立場から「脳」の片づけを提示している。

一章「なぜ口に出すと脳は夢を叶えるのか―脳に仕事をさせる10の片づけ」
夢を叶えるためには宣言をするなど口に出すことが必要であることはビジネス書でも数多く出ていることである。もちろん口に出すことで退っ引きならない状況になることがあるのだが、それだけでなく、そのために何が必要になるのか内外で整理をすることができる良い機会となるためである。

二章「何歳になってもダメにならない脳―脳をよみがえる11の片づけ」
脳動きは不思議であり、仕組みもまた謎が多い。そのため「クラウド」のようなスペックや容量を持つことができる、あるいは思考回路もスペックの高いCPU以上の処理能力を持つことだってある。もちろんそれらは余計な事を考えたり、動きをしたりすることによって制限されることもある。それを避けるために脳の老化を防ぐための片づけを提示している。

三章「午後になると嘘をつきたくなる理由―脳を操る13の片づけ」
嘘と脳の関係は深い。もっとも嘘発見器はかつては脈拍の変化から見られたのだが、最近では脳波の変化によって嘘か本当かを見分けるようにつくられており、その精度も高くなっているのだという。もっとも嘘にしても作り話をするように脳の動きが活発になるのだが、その脳を操りながら片づける方法があるのだという。

四章「社長の脳はデジタル化できるか―脳を経営に活かす12の片づけ」
社長は様々な仕事や思考をこなすのだが、その脳の働きによって、会社や業界全体を動かすことになるため、情報共有としてデジタル化できるのかと提示しているのかもしれない。しかしながら様々な変化に対応する、あるいは積極的に変化をしていくために脳を活かすこともまた必要になってくる。そこにも「片づけ」が有効であるという。

脳の片づけはビジネスにおいても、プライベートにおいても重要なことである。しかし重要なことと言ってもいざどのようにして片づけを行ったらよいのか分からないという方も少なくない。その方法が本書にて事例とともに提示してあるため、どのように整理したらよいのか、考え、実践できるようにつくられている。

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