〈女子力〉革命

最近では「女性の社会進出」が叫ばれており、なおかつ女子に関してのことが多く取り上げられている。ビジネス書などでも例外ではなく、女子力を題材とした本も数多く並んでいるほどである。

そもそも「女子力」はビジネスに限らず、ライフスタイルにも大きな影響を及ぼしているのだが、そもそも「女子力革命」とはいったい何なのか、そのことと、女子力の奥深さをビジネスや人口などの様々な角度から取り上げられている。

第1部「からだこそ、女子が100歳まで生き抜く資本」
女性だからでこそ悩むような要素は数多くあるのだが、その中でも仕事・人生に関わるものの一つとして「出産」がある。その出産こそ行う時期をいつにすべきかを考えておく必要がある。そうしないと出産後の人生や仕事にも大きな影響を及ぼしてしまうことにもなりかねないためである。本章では早期出産を勧め、なおかついつまでに出産した方が良いのかまで提示している。

第2部「それでも結婚は人生の一大課題」
その出産を行う前に「結婚」をすることもまた、一大イベントであるのだが、かつては「結婚適齢期」なるものがあり、20代後半になると婚期が遅れたといったことが叫ばれたことが一昔前にあった。それがアラサーやアラフォーと呼ばれる30~40代になって初めて結婚をするような人も増えてきている。
他にも結婚の多様化もしており、あたかも昼ドラのような結婚の形、さらには同性婚や事実婚と言ったことも増えてきている。

第3部「どうしたらいいの?仕事と子育て」
女子としての仕事・子育ての両立はうまく行くかどうか、それは自信もそうでえあるのだが、労働環境の在り方の変化も問われていることもまた事実としてある。その労働環境や子育てなどのことについて法律と未来などをもとに論じている。

女性の社会進出は目覚ましいものである一方で、他の先進国と比べて劣っている部分がある。まだ女性に対する考え方が古い部分が残っている部分もあるのだが、変化をしている。その変化の中で女子力がいかに変わっていくのか、その変化を見据えた一冊と言える。