1億総投資家時代~未来を生き抜くための『お金』の生み出し方~

サンライズパブリッシング様より献本御礼。
投資というとリスクを伴うのはよく言われており、もちろん元本割れを起こしてしまい、損をすることもある。しかしながらお金のことを知ることができる絶好の機会であり、行い方によって、資産を生み出す、あるいは生み出し続けることができる機会にもなる。汗水働いて稼ぐという考え方は今も昔もあるのだが、ここ最近では「ワーキングプア」ができ、なおかつ高齢者でも生活のために働くことがあるという。本当の意味での「マネーフリー」が必要になってくるのだが、本書は「投資」の観点からマネーフリーとなるための方法を伝授している。

Chapter1「私とお金の24年 お金がほしいことは悪いことじゃない」

「お金儲けをすることは悪いことですか?」

これは今から12年前に起こった「村上ファンド事件」における記者会見の場にて村上世彰氏が発言したことに遡る。そのことを思い出したのだが、もっともその時からもお金儲けは「悪」として認識されたのだが、もっともお金儲けをすること、お金が欲しいことに対しては「悪」ではなく、「ツール」であることを持っているためである。それが無くては生活ができないし、儲けることによって生活や夢などが開ける力となり得るためである。本章では金融教育のあり方と消費に関する考え方について取り上げている。

Chapter2「教養としての資産運用 自由を謳歌する生き方へ」
もっとも「お金」の勉強は浸透し始めているのだが、まだ完全とは遠く言い難い。そのお金を稼ぐ・使うことによって自分自身の生活に、精神にと自由を獲得することができる。もちろんお金を貯めることも一つの手段であるが、投資を通じて、お金をいかにして「運用」して行けば良いのか、そのことを取り上げている。

Chapter3「複利の力を知る者だけが勝ち抜ける時代に」
本書は投資の中でも「FX」を提示している。「FX」というとギャンブルの要素が強いように思えるのだが、投資の仕方によっては複利でもって堅実に殖やすことができるようになる。その殖やし方について概念的なことを取り上げている。

Chapter4「誰にでもわかる! 実践FX複利運用」
FXでもって複利をつくり、運用をすることはどのように行ったら良いのか、その実践方法を初心者向けにもできるように分かりやすく記されている。

Chapter5「情報弱者注意! 知っておきたい投資のいろいろ」
なぜFXが複利として良いのか、仮想通貨や不動産投資、さらには投資信託と比較しながらも述べている。

Chapter6「稼いだお金は愛を生み 人を幸せにする」
「お金を稼ぐ」ということは目的とせず、稼いだお金をいかにして「活かす」のかを取り上げている。自らの人生でもって、お金を稼いだ後の心境も重ねて綴っている。

投資をすることも、お金を稼ぐことも決して「悪」ではない。もっともお金のことを知る、そして経済の流れを知る、さらには自分自身のお金を知り、活用していくために「FX」という手段があり、その先にどのように「活かす」のかを考える必要がある。そのきっかけを生み出してくれるのが本書と言える。