「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

手帳というと、自分自身も使っているのだが、用途・記載方法は人それぞれである。もっとも自分自身も実感したのだが、記載をし続けると、どうも面倒になってしまうことが往々にしてある。なおかつ記載したいことがたくさんあるという矛盾を生じてしまう。

最初にも書いたように書きたいことは人それぞれでありながら、ダイレクトに書いておきたい方法があるかというと本書がある。本書は「箇条書き」にての記載方法と様々なテクニックについて取り上げている。

第1章「まずは、最低限の基本をおさえましょう バレットジャーナルのつくり方、はじめ方」

そもそも本書のサブタイトルである「バレットジャーナル」は、

バレットジャーナルの『バレット』とは、箇条書きの先頭につける点『・』(Bullet Point)のことp.11より

と表す。つまりは本書のタイトルのように「箇条書き」で色々と書くため、ノートやメモ帳でも良いのだが、本書はあくまで「手帳」であるため、手帳でどのように箇条書きを行うかを示している。

第2章「ちいさなくふうで、ストレスフリーの毎日 私は、こんなふうに使っています」

手帳を作るにしても様々な「工夫」が求められる。本章では著者ならではの手帳を明かしながら、どのように使ったら良いのかを取り上げている。ちなみに著者は「ToDoリスト」「日記」「振り返り」などを使っているという。

第3章「なんでも書き出しておけば安心! あわてない! つくると便利な「コレクション」アイデア集」

手帳の使い方は人それぞれである。「やりたいこと」や「できること」、「家計簿」や「資産」「体調」など記録をするようなこともあれば、幸せなこと、旅行や学習記録などいわゆる「コレクション」なるモノもあれば、自分自身の考えやアイデアをため込むこともまた一つの手段である。

第4章「アイデア盛りだくさん! 今すぐ真似したい みなさんのバレットジャーナル、見せてください!」

他人の手帳を見ることは人それぞれかもしれないのだが、私に取っては格好のヒントを得ることができるところが良い。もっともヒントを得ることによって、自分自身の手帳カスタマイズを行うことができ、なおかつ仕事にとっても、人生にとっても大きなプラスを得ることができるからである。

手帳の使い方は人それぞれであるのだが、本書は特に手帳をどのように書いたら良いのか分からない、あるいは三日坊主で終わってしまう人に適している。というのは「箇条書きで書く」ため、シンプルに済ますことができ、続けることができる。続けていく内にやりたいことを見つけ、さらにカスタマイズするための足がかりにすることもできる。