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2018年12月

年末恒例ランキング2018

こんにちは。蔵前です。 今日は2018年最後の投稿です。毎年恒例ですが年末と言うことでランキングを取り上げていきたいと思います。今年取り上げた364冊の中で特に印象に残った5冊を取り上げていきます。 ●第5位:中学生棋士 昨年から話題となりましたが、ようやく当ブログでもこの本を出すようになりました。今もなお活躍し、なおかつ将棋界も注目の的になっていますので、取り上げさせていただきました。 ●第4位 […]

認知症フレンドリー社会

認知症はかつて「ぼけ」や「痴呆」といった言葉が使われたのだが、それが差別用語にもなり、現在ではその名に落ち着いている。WHOの2012年統計では全世界で3560万人いるほどで、日本では2018年現在では500万人を超えているという。 しかもその認知症の根治法はまだ見つかっておらず、患者やその周囲の人びとともずっと付き合っていく必要のある病気の一つとしても挙げられる。現時点でも研究は行われているのだ […]

BLOOD ARM

集落における殺人事件はよくミステリー作品では出てくる。もっとも限界集落と呼ばれる中では差別と言ったこと、さらには四方を山に囲まれた街では逃げ場がない、あたかも密室のような殺人事件が起こるような作品さえある。 しかし本書はミステリー作品とは異なり、天変地異が起こったり、ありふれた環境の中ではまず出てこない「触手のような何か」も出てくるなど、ある種の「SF」や「ファンタジー」と呼ばれるような現象が起こ […]

年収300万円の悪習慣 年収1000万円の良習慣 年収1億円の人のすごい習慣

サンライズパブリッシング様より献本御礼。 「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」 この言葉は心理学者であり哲学者であるウィリアムズ・ジェイムズの言葉であるのだが、習慣そのものを変えることは心を変えることとなり、習慣も変わり、人格や運命を変えていく。その変えていく先には「稼ぎ」もまた変わってくることとなる。本書はその習慣を変え […]

11月のジュリエット

少女たちが修学旅行のために飛行機に乗ったが、その飛行機で謎のガス殺人事件が起こり、さらにハイジャックの事件に見舞われる。しかもそのハイジャックで降り立った地はアラスカ。しかも極寒の季節である時期であり、まさに「サバイバル」の要素を見せることとなった。 その「極限」と呼ばれる状態からいかにして「生き残る」のか、そして事件はどうなっていくのか、そのことについて描かれている。 ミステリーというよりもサス […]

嫉妬と自己愛 – 「負の感情」を制した者だけが生き残れる

人は誰しも負の感情を持つことがある。その感情は「嫉妬」などがあるのだが、その嫉妬の度合いによっては制御できるものもあれば、それができず、取り返しのつかないことにまで発展することも往々にしてある。その嫉妬は「自己愛」と呼ばれるものにリンクしていると言われているのだが、そのメカニズムと上手く付き合っていくためにはどうしたら良いのか、そのことについて取り上げているのが本書である。 第一部「嫉妬と自己愛の […]

「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル

手帳というと、自分自身も使っているのだが、用途・記載方法は人それぞれである。もっとも自分自身も実感したのだが、記載をし続けると、どうも面倒になってしまうことが往々にしてある。なおかつ記載したいことがたくさんあるという矛盾を生じてしまう。 最初にも書いたように書きたいことは人それぞれでありながら、ダイレクトに書いておきたい方法があるかというと本書がある。本書は「箇条書き」にての記載方法と様々なテクニ […]

これからの本屋読本

私自身が本が好きで、それが高じてブログを毎日のように書いている。それに伴ってかどうかは分からないのだが、毎日のように新刊・古本屋関係なく、本屋に行くことがある。大型の本屋に行くことが多いのだが、最近では小さな本屋に行くこともある。もっとも流行に棹されず独自の観点で本をチョイスしていることが印象的であることから、独特の本屋に行くことも最近では好きになってきている。 もっとも本屋に限らず、出版業界は売 […]

岸和田少年愚連隊 不死鳥篇 カオルちゃーん!!

大阪府岸和田市と言えば「岸和田だんじり祭」に代表されるところとしても知られており、子どもにあったやんちゃさがそのまま大人になった男たちが多くいるという。もっともそれを象徴づける作品として本書のシリーズである「岸和田少年愚連隊」がある。 ちなみに本書はその頂点に立った男が死んだという所から物語は始まる。「全身武器」といわれ、まず死ぬような男ではない人がなぜ死んだのか、その男の死を知った中学生はどのよ […]

りすの四季だより

本書のタイトルを見ると、春夏秋冬のことをエッセイにまとめた者かと思いがちであるのだが、本書の中身は防災に関する一冊である。しかしながら四季折々だからでこその災害もあり(もちろんそれに関係なく起こる災害もある)、それに見合った防災の方法がある。本書はその四季に織り込みながら防災はどうしたら良いのかを伝授している。 1章「春 新しい出会いの季節に」 避難をするためには防災グッズを集める必要があり、それ […]