トランプ ロシアゲートの虚実

ドナルド・トランプの発言と動向によって世界が動いているといっても過言ではない。その動きの中にはロシアも絡んでいる。特にここ最近では「ロシアゲート(ロシア疑惑)」なるものがあり、トランプが当選したアメリカ大統領選挙におけるロシアの干渉による疑惑もあり、現在も疑惑捜査が行われている。このことによりアメリカにおける中間選挙にも影響を及ぼしている所がある。本書は選挙の時から現在進行形で起こっている「ロシアゲート」について取り上げている。

第一章「トランプ vs. FBI」
トランプとFBIの対立が深まっている。その対立はトランプが大統領に就任したときにFBIを管轄する司法長官代行を更迭した所からも象徴づけられている。

第二章「ロシアマネーとの“特別な関係”」
元々トランプは「不動産王」として名を馳せていたのだが、その象徴づけるところの一つとして「トランプ・タワー」がある。そのタワーもまた「ロシアマフィア」との関わりがあると本章にて暴いている。

第三章「「トランプ・ファイル」の正体」
本章にて取り上げられている「トランプ・ファイル」は簡単に言うとトランプに関する疑惑をはじめとした不利な情報を記録されているファイルである。そのファイルの正体と、トランプに対してどのような影響を与えると見込まれるのかを中心に分析している。

第四章「弾劾の行方」
大統領は通常任期は4年であり、3選禁止を憲法にて規定されている。他にも辞任や弾劾による罷免もあるのだが、前者の場合はリチャード・ニクソンが唯一の事例であり、後者に至っては存在しない。しかしそうなりかけた事例はいくつか存在する。最近ではビル・クリントンの事例であり、本章でも取り上げている。

第五章「米露冷戦2.0」
冷戦というと「米露」の対立によって起こされた。現代もまた冷戦とまでは行かないとまでも、対立が起こっている状況であるのだが、その対立がどのような変化を起こしているのか、そのことについて取り上げている。

第六章「「トランプ時代」の米国の読み方」
トランプの時代における米国は歴代の大統領とは異なる部分が多くある。特に米露関係があり、ロシアゲートを通じてどのような変化を及ぼすのか、その読み方を取り上げている。

ロシアゲートは現在進行形で進められており、ほぼ毎日と言っても良いほどニュースにて取り上げられる。その動向はどうなるのか、定かではない。