歴史の中のワイン

ワインにおける最高峰の言葉として「神の雫」と言うものがある。その名の漫画も出版されており、ドラマ化もされたほどである。

話を戻すが、ワインは様々な種類があり、産地も様々である。ここ最近では日本産のワインもあり、人気を集めているほどである。ワインには長きにわたる歴史の中に、どのような革命があり、なおかつどんなワインとルーツがあるのか、ワイン協会会長を務め、ソムリエコンクールの審査員を経験している著者の立場から論じている。

第一章「ワイン革命」
ワインそのものの歴史は諸説あるものの、新石器時代には既に醸造が始まったとされており、メソポタミアやエジプトなどにて生産され、嗜まれた。特にワインを印象づけたのがフランスであり、歴史と共にワインのブランドができ、なおかつ「ワイン法」といった法律も誕生したほどである。

第二章「僕のこころを奪ったワイン」
ワインには様々なブランドがあるのだが、そのブランドの中でも特に著者自身が魅了されたワインを取り上げている。そのブランド・味、さらにはブランドそのものの歴史などを絡めて魅力を余すところなく伝えている。

ワインの歴史は深く、なおかつ現在では各国独特のワインブランドがあり、それぞれの美味しさがある。もっとも自分自身も家出は飲まないのだが、何人かと一緒に飲む際、ワインを選ぶことが度々ある。ただ、私自身が貧乏舌である故か良質なワインやブランドのワインが具体的にどのような味なのかは分からない。もちろんその味をドンドン知っていこうとは思っており、その教科書的な一冊と言える。