初音ミクの消失 小説版

今となって「初音ミク」は一種の市民権を得たのかもしれない。今から12年前にはボーカロイド(ボカロ)自体が根付いていない時に颯爽と現れ、大人気をもたらした。もっと言うと初音ミクが誕生したのは北海道札幌市にある「クリプトン・フューチャー・メディア」にて誕生した。その時にニコニコ動画では「歌ってみた」というようなものが次々と生まれ、初音ミクに様々な歌を歌うような投稿が見られ、そこから爆発的に広がっていったことを覚えている。

初音ミクは一種のボーカロイドにとどまらず、様々な場でのマスコットキャラクターⅡまでなった。最近では日本のモータースポーツであるSUPER GTのGT300において「グッドスマイルレーシング」のキャラクターとして使われているほどである。

本書の話に移る。元々本書のタイトルである「初音ミクの消失」は2010年にリリースされた楽曲であるが、その前の2008年にニコニコ動画にて投稿されて大人気を得た。その楽曲の表現をそのまま小説にした一冊である。ニコニコ動画で聞いたことがあるのだが、ボカロでしかできないテンポでありつつ、初音ミクの「全て」を映し出しているような歌詞である。その歌詞が小説という物語で描くとしたら「こうだ」と投げかけているようでいてならなかった。

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