三世代探偵団 次の扉に棲む死神

祖母・母・娘と三世代がそろって探偵として事件の解決に導くという奇想天外なミステリーである。女性が三人とくると「女三人寄れば姦(かしま)しい」という諺を思い出す。本書でも例に漏れず、それぞれのキャラクターが立っており、何と言ってもおしゃべりであるだけに姦しさが溢れている。

本書はその三世代の親子たちと縁のある舞台で起こった謎の事件である。その謎の事件の真相を追うべく親子たちが謎を解いていくのだが、何と言っても三世代であるが故の「絆」もあれば、女性同士というだけであって会話が文字からでもやかましさが溢れている。しかしながらそのやかましさがユーモアとなっていき、ミステリーらしからぬ温かみ溢れるものに仕上がっているのも確かである。

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