サンライズパブリッシング様より献本御礼。
ここ最近私の周辺でも「起業」をする人が出てきており、なおかつ成功している人も少なくない。その要因には様々なものがあるのだが、起業を実行するにしても一人で行うこともあるのだが、たいがいは周囲の支えが必要になってくる。それが人と人との縁、特にビジネスの観点で行われる「縁」は「人脈」と言われることもある。その人脈を見つめ、構築することで起業し、なおかつお金も時間も施行に導くための糧となる。
その「人脈起業」はいったいどのようなことでなし得るのか、そのことを伝授しているのが本書である。
第1章「なぜ今、「人脈起業」という考え方が必要か」
私自身の感覚であるのだが、今から10年ほど前までは「人脈術」なるビジネス書が多数立ち並んでいたのだが、ここ最近はそれ程見られなくなった。しかしながらビジネスを構築する、仕事を行うにしても「人脈」が必要になってくることも往々にしてある。その往々にしている「人脈」をもって起業をすることとはどのような考えが必要なのか著者のどん底の時期から一変させた体験をもとに取り上げている。
第2章「自分の現状を知ることが人間関係構築の第一歩」
そもそも「人脈を作れば良いんだ」と本章までで思っている方がいたら大間違いと思ったら方が良い。そもそも人脈構築をするにしても自分自身が成功に導くための「人脈づくり」を行っていく必要がある。その人脈づくりは、簡単に言うと「人間関係」を見直すことそのものである。本章ではその自分自身の現状をしり、なおかつ自身の人間関係を知ることが大切になってくる。
第3章「人間関係構築にはマインドセットが重要」
成功するための人間関係を構築するために、その根幹を見直すことが必要になってくる。それが「マインドセット」である。そのマインドセットをいかにしておくべきなのかを取り上げている。
第4章「自分の考えを正確に人に伝える」
人脈づくりをしていくための第一歩として「コミュニケーション」が挙げられる。そのコミュニケーションはどうあるべきなのかそのことについて伝授している。
第5章「人脈起業のススメ」
起業準備をするにしても、起業をし始めて軌道に乗ろうとする時にも必ずといっても良いほどの「支え」が必要になってくる。その支えをいかにしてつくっていくべきなのか、本章では「人脈起業」を行っていくためにはどうしたらよいのか、構築方法から金銭面に至るまでの方法を余すところなく取り上げている。
本書はあくまで「起業」を基軸にして人脈構築も含めて取り上げている。もっとも人の支えを持ってして起業をなし得るとするのであれば人間関係を考え、自分自身の想定する関係を構築・修正することが何よりも大切になる。そのことを本書では伝えているのかもしれない。