アクティブ·リッスン!―“聞く力”を武器

ビジネスの世界では「傾聴」が大事となってくるのだが、その傾聴はどのようにしたら良いのか分からない方も多くいる。その中で「聞く力」を持つための方法としてプロのカウンセラーが行っている「アクティブ・リスニング」と呼ばれるものがあるという。本書はそのアクティブ・リスニングのスキルと基本、さらには実践テクニックまでを伝授した一冊である。

Part1「「聴く力」こそ、最強のコミュニケーションスキル」
「コミュニケーション能力」というと専ら「話す力」を連想してしまうのだが、実際はそうではなく、聴く時は聴き、なおかつ聴いたことを答えるといったキャッチボールが大切である。その根っこが「聴く」ことである。本書のサブタイトルは「聞く」とあるのだが、こちらは単純に聞くといったことである一方で、本書でよく取り上げる「聴く」は「傾聴」という言葉があるように「耳や心を傾けて聞く」といったことがある。

Part2「アクティブ・リスニング 【基本のマインド】」
そもそも「アクティブ・リスニング」は「単純に聞く」というわけではない。相手のことを共感・尊重などを持ちながら聴くといったことが大切になってくる。アクティブ・リスニングを行うためには色々な「マインド」を持っておく必要があるのだが、そのありかたについて取り上げているのが本章である。

Part3「アクティブ・リスニング 【実践テクニック】」
アクティブ・リスニングは「聴き手」として動くことがある。もっともアクティブ・リスニングをやるためには心構えと言った「メンタル」「マインド」といった部分が必要であり、そこに添えて「技術」が加わり、その調和を持つことで「聴く」力を持つことができる。相手からの受け止め方をどうしていくべきか、さらにテンション面での「キャッチ」や言いかえなどといったテクニックを伝授している。

Part4「このサインを見逃さない! より良く聴くための【傾向と対策】」
より良く聴くためのには相手からのサインを察知する必要がある。対面での会話でのアクションもあれば、ふとした言葉がより良く聴くためのトリガーにもなる。そのトリガーを見つけ、よく聴くことができるための方法を採り上げている。

Part5「こんなピンチも心地良い対話に変わる【Q&A】」
会話を繰り返していくと悪送球になるようなピンチの質問や仕草、さらには言葉尻といったことなどがある。そこから脱していくためにどのような切り返しが必要なのか、本章ではQ&A方式にて列挙している。

Part6「アクティブ・リスニング力を鍛えるには?【トレーニング】」
アクティブ・リスニングを行うにはまずトレーニングを行うことが大切であるという。ではどにょうにトレーニングをしたら良いのか、段階的な方法として取り上げている。

傾聴は大事なスキルであるのだが、実際にそれを実践するのは難しいという人も多いかもしれない。また性格的に鍛えられないという人もいるのかもしれない。もっとも傾聴を含めたコミュニケーションの力は天性のものではなく、鍛えられる力である。鍛え続けることによって力は身に付く。本書を参考に傾聴を積極的に勧めて見てはどうだろうか。

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