鳥打ちも夜更けには

世界中を見渡すと「天国」や「楽園」といった言葉を標榜するような場所も存在する。中でも「楽園」と言う文字で有名なところで言うと、「最後の楽園」と呼ばれ、2015年に映画のタイトルにもなったコスタリカが挙げられる。

では日本はどうかというと、「楽園」と言えるところはいくつか存在する、私のイメージからすると沖縄がその一つかもしれない。本書は架空の「楽園」であるのだが、鳥が多い街であり、なおかつ「鳥打ち」と呼ばれる独自の職業も栄えている街であることが有名である。

その鳥打ちにて働く若者3人が、ある時仕事に疑問を抱き、仕事とは何かを模索し、その悩んだ末に行動を起こしたのだが、その「行動」が村そのものを揺るがす大事件になろうとは思わなかった。若者としては「変わらなければならない」「自由になりたい」という願望、その一方で長くいる地元の人々は「今のままで良い」という考えのぶつかり合いが大きな騒動となり、激しさがあった印象が強かった。

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