サラリーマン「ダブル収入」実現法 ―お金はもう自分でつくるしかない!!!

もはやサラリーマンなど、一つの仕事だけで収入がまかなえなくなる時代に突入したと言っても過言ではない。と言っても10年ほど前にリーマン・ショックにより、収入が安定しなくなり、大企業が「副業解禁」に踏み切った所から言われ続けており、巷では昨年にあたる2018年に「副業解禁元年」と呼ばれたことにより、副業ならぬ「複業」といった収入や労働の複数化の動きも見られるようになった。収入の線を仕事だけにするだけでなく、他の所に収入の線をつくることが必要になってきたのかもしれない。本書はその重要性とこれからどのような収入の線を作ったら良いのかを示している。

第1章「お金はもう自分でつくるしかない」
仕事に対する収入は伸びてきているとは言えど、横ばいとなり、なおかつ保険料や年金、税金などの支出も増えていくことが見込まれる。終身雇用制は崩壊しており、いつ収入がなくなる、あるいは不安定になるのかは誰にもわからない。そのための防衛策としては自分自身でお金をつくるしかないと言うことである。

第2章「お金とは何か」
そもそも「お金とは?」という話に入っていく必要がある。当たり前かもしれないのだが、硬貨や日本銀行券などの紙幣もその一つであるのだが、他にもビール券・商品券などの目的が限定的なものもあれば、最近ではビットコインなどの仮想通貨もまた「お金」として扱われる。もっとも「お金」の定義自体も仮想通貨の誕生などの変化により変わってきていることは確かである。

第3章「安く買って高く売ることだけを狙う」
商売としては基本的な考えであるのだが、実際にやってみると難しいケースが多々ある。しかし本章では商売と言うよりもあくまで「投資」としての考え方であり、投資にしても取引の方法があるのだが、基本は商売のそれと同じようなイメージである。

第4章「資本家に学ぶ、資本・借り入れ→資産→お金の流れを作る」
そもそも「投資」と言っても株式投資や不動産投資といったものもあるのだが、他にもある。それは「スキル」を自己投資して、自分自身を磨き、そしてそれを求めている方々に対して提供することもまた「投資」といえ、なおかつスキルやノウハウ、さらにはメディアなどを「資産」として扱われる。その資産をどのようにして「お金」にしていくのか、さらには資産を生み出すための「資本」をどのようにして見つけ、作っていくかもまた考えるべき事の一つである。

第5章「何を狙い、どこを狙うのか」
資産・資本をお金に換えていくためには「ターゲティング」を行う必要がある。どのお客様をターゲットにして、何をお金にしていくのかと言うことである。特に商売の場合はこれが最も必要な要素となるため、おろそかにしては行けない所である。

サラリーマンの収入だけではまかなえる時代ではなくなってきている。そのため収入の複線化はどのような立場でも必要なことであり、なおかつ自分自身で考え、行動していくことが求められる。その考えをもち、なおかつ考えていくための参考資料となるのが本書と言える。

コメント

タイトルとURLをコピーしました