私の住む鎌倉には数多くの寺社があり、神社も鶴岡八幡宮をはじめ、周囲には神社が点在している。もちろん祀られている神々も様々であるため、お参りをするにも近くにあるため、手軽に行くことができる。
しかしながら神社のお参りについてはある程度のマナーがあり、それを守ってこそ神社参りとしての醍醐味がある。本書の著者はソフトウェア開発の経営者であるが、同時に神職資格をもっているという。その著者が願いを叶えるためにどのような「神社参り」を行うと良いかを伝授した一冊が本書である。
第一の扉「神社参りの入門 知識編」
そもそも「神社」と言っても、多くの神社があり、祀られている神々、御利益、日取り、さらにはどのような仕組みなのかによっても大きく異なる、その神社を「知る」ことが大切になってくる。
第二の扉「神社参りの入門 服装編」
神社にもドレスコードがあるという。どのような服を着る必要があるのか、身だしなみはどうしたら良いのかも含めて細やかに決まっているのだが、それも「神々への敬意」に他ならない。
第三の扉「神社参りの基礎 参道編」
参道をする時もまた注意が必要である。神々との敬意をもって逢うわけだから、神社の道を歩く際のマインドや所作など、守るべきことを取り上げている。
第四の扉「神社参りの基礎 賽銭編」
賽銭と言っても、どれくらいを支払えば良いのかと考えてしまうのだが、そもそも「支払う」のではなく、「納める」という意識を持つ必要がある。いくらくらいかについては著者が実践している金額も取り上げているのだが、年齢や感覚によって無理をしない金額でと言及している。
第五の扉「神社参りの基礎 祈祷編」
神社は単に賽銭箱の前で鈴を鳴らしてお参りするだけではない。「祈祷」といって拝殿し、神職から祈祷を受けることもまた神社参りの一つである。ご祈祷料(初穂料)はいくら納めたら良いかや、作法についてを事細かに伝授している。
第六の扉「神社参りの応用 神話編」
ここからは神社の成り立ちや神道を知るといった、神社の本質を知るところに入ってくる。神社についてある程度知ることができれば、知り、実践していくことによって神社参りをすることで夢が叶えやすくなる。ここでは神話を知るところから「古事記」「日本書紀」などの書物を取り上げている。
第七の扉「神社参りの応用 神道編」
神道は日本独自の宗教である。もっとも神社も神道のシンボルの一つとしてあげられ、その神道の本質を知ることもまた神社参りで夢を叶えるための方法の一つである。
第八の扉「神社参りの応用 歴史編」
神社としての歴史、神道としての歴史があるのだが、神社の場所、道具などにも「歴史」がある。その歴史とはどこにあり、なおかつマナーとして息づいているのかを取り上げている。
第九の扉「神社参りの応用 感謝編」
神社参りをすることで夢が叶う方法として、マナーややり方と言った「型」はもちろんあるのだが、それだけでは夢を叶えることが難しい。より叶うようにするためには愛情と本章で紹介される「感謝」が必要である。
近年では「パワースポット」と言われるほど、神社に対する認知は上がっている。しかしながら神社参りをするにもマナーがあり、なおかつ祈り方を考え、実践する必要がある。その方法や考え方が全て詰まっている一冊が本書と言える。
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