「食べること」の進化史 培養肉・昆虫食・3Dフードプリンタ

食は人間以前にも動物でも草・肉など種類によって食べられてきたのだが、その「食」の在り方は人間と同じように進化してきたと言える。それは人間の生物的な進化はもちろんのこと、文明的、あるいは産業的、技術的など分野を超えている。その「食」は未来どのような進化を遂げているのか、サブタイトルにあるような進化も含めて取り上げているのが本書である。

第1章「「未来の料理」はどうなるか―料理の進化論―」
もっとも「食」にしても、最初は狩猟や採集によって生産し、「焼く」などの加工の技術ができ、その後「農耕」ができ、食にまつわる「科学」もできはじめた。そのことから「科学」「技術」の観点から「食」の生産の在り方が変わってくる。

第2章「「未来の身体」はどうなるか―食と身体の進化論―」
身体についても食の進化と共に変化している。「食」とひとえにいっても、お腹を満たすだけでなく、栄養素を取り入れ、アクティブに動けるようにするということも必要になってくる。その必要になる要素も食の進化と共に新たに生まれてきている。

第3章「「未来の心」はどうなるか―食と心の進化論―」
関連性がないように見えて、実は「食」と「心」は関連付いている。もっとも食を受けることができず、飢えを持ってしまうと人はネガティブな思いを持ってしまう。逆に食を満たしてしまうと心も良い方向に向くことができる傾向にあった。しかし、食の需要にしても変わってきており、その需要を満たす・満たさないで心の在り方も変わってくる。

第4章「「未来の環境」はどうなるか―食と環境の進化論―」
食の生産にしても国によって変わってきており、日本のような先進国になると、食の生産だけでなく「質」もこだわる。それは「生産したものの品質」もあれば、調理の質などもある。また生産・消費を行って行くにあたっての環境作りもまた、過去と現在、そして未来とで変わってくる。

食の在り方は人類の歴史、さらには科学・技術・文明とともに変化をしてきた。その変化が進化となり、食にも伝播していることが良く分かり、その後の未来がどうなっていくのかを考える指針となった一冊である。

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