京都は歴史的建造物が数多くあり、日本を形成づけた史跡が数多くあるところでも有名である。それ故か多くの観光客が押し寄せる所としても有名である。その京都が舞台となるミステリー作品6編の短編集が本書である。
今日との様々なスポットを舞台に事件が起こるのだが、男女関係よる妙は統一されているのだが、その「妙」の在り方が六者六様であり、なおかつ後に引くようなドロドロ感はなく、あっさり読める。ミステリーと言うよりもその六者六様の男女関係が中心であり、それぞれの関係が「罠」となり、事件に発展するというものである。
短編集であり、1編の話もそれ程長くないため「ライト」なミステリー作品であるため、それ程ミステリー作品を見ない方々であればすんなり読むことができ、なおかつ京都好きにとっても魅力が短編の中に詰まっているためたまらない一冊である。
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