「量子力学」というと、科学などが苦手な方々にとっては忌避してしまう言葉である。しかしながら、私たちの生活の中で「量子力学」は切っても切れないものである。もっというと今日の生活が便利になっているのは「量子」の仕業と言い切ることができるほどである。そもそも「量子」とはどのような存在なのか、そして私たちの生活にどのような影響を与えているのか、さらにこれからの「量子」はどうなるのか、そのことについて取り上げている。
第1章「量子の素顔」
そもそも量子に「顔」はあるのかと突っ込みたくなってしまうのだが、そこはグッとこらえる。「量子」はどのような姿をしているのかというと、今までは見えないものとされてきたが、最近では「ニュートリノ」をはじめとした量子の研究によって見え始めてきた。それは何かというと「光の粒」であり、粒の配列などの規則性からできているという。
第2章「量子で考える、宇宙と生命の謎」
「量子」は地球に限らず、宇宙などまさに「森羅万象」遍く存在するものである。と同時に宇宙論を語るにあたり星やブラックホールなどもまた「量子」の中で語ることができる。しかし宇宙には数多くの「謎」があり、その中には「量子」も含まれている。
第3章「藤子・F・不二雄と量子の世界」
ドラえもんの秘密の道具というとよくある科学ではあり得ないような効果を持つことがある。そこには量子の世界ではどのような考察を行っているのかを取り上げている。実を言うとドラえもんと科学は「科学ワールド」をはじめ、多くの本で考察を行っているほど、科学的な見地で解説されていることが多い。
第4章「未来への挑戦」
量子は学問の面でも、技術の面でも進化が求められる。その進化の中には「人工知能」も含まれている。
人間の生活の中で様々な進化を遂げてきたのだが、その進化の中には「量子」は切っても切れないものであり、もっというと本書のタイトルの通り「量子の仕業」と言える。「量子」と言ってもなかなか理解できない存在であるのだが、今日とこれからの研究の中でよりわかりやすく、なおかつ進化に寄与していく、その道程を本書にて知ることができる。
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