私自身一人旅をしたい時分であるのだが、仕事の関係からなかなかできない部分がある。そのため旅にたいするあこがれがある一方で、そのあこがれから実行が難しいと言うほかない状況にある。
私事はさておき、一人旅には成功と失敗は付き物である。その失敗にあってしまい一人で泣いてしまうこともあるかもしれない。それを避けるために失敗しない、楽しい一人旅の方法について伝授しているのが本書である。
第1章「“泣かない一人旅”のススメ」
一人旅には複数人の旅にはない「メリット」や「デメリット」がある。前者は予算は自由にできる反面後者は全ての手配は自分自身で行わなければならず、場合によっては高くつくこともある。そのデメリットもまた一人旅の醍醐味といえばそれまでなのだが。
第2章「一人旅はこう楽しむ」
一人旅を多く体験している著者だからでこそ楽しめる点はたくさんあるのだが、その中でもどのように楽しんだらよいのかを取り上げている。
第3章「来週末こそ旅をしよう」
来週末は仕事が立て込んでいるため、旅をすること自体ができない。ではいつ頃いけるかというと、冒頭でも書いたようにずっと仕事・用事のため、機会がない状態であるのだが、もし連続して休める機会ができたら旅をしてみたいと考えている。
第4章「満足できる旅先の選び方」
まとまった休みを取ることができたら、今度はどこへ旅して何をするか、といった計画を行う必要がある。どのように計画を行ったらよいのかについて取り上げている。
第5章「空の旅のお得な予約術」
一人旅の中には遠く離れたところで旅をする方もすくなくない。そのためには飛行機などの空の旅になることもある。そのため飛行機の予約をお得に行う必要があるため、どのようにしてお得に予約したらよいのかを伝授している。
第6章「鉄道旅で自分時間を満喫」
旅によっては鉄道を選ぶ人も少なくない。その中でも鉄道と言っても特急などの在来線や新幹線も存在する。その鉄道の旅を満喫するための方法を取り上げている。
第7章「一人で快眠するホテル選び」
私は一人旅をするのであれば「メシより宿」派である。寝泊まりをするのだから、快眠のできるところでなければ次の日の旅も満喫することができなくなる。そのため一人旅のための宿をどう選ぶのかも肝心になってくる。
第8章「旅の現場で役立つ知恵袋」
旅の内容は計画的に進める人もいれば、経路と宿以外は考えていないと言う人もいるかもしれない。しかし旅は何が起こるかわからないもの。当日考えると言うことでも新たな発見を見いだすことができるようになる。
第9章「とことんワガママに旅しよう」
「一人旅」であるが故に「ワガママ」に選ぶことができるのも醍醐味である。その自分にとって面白い、あるいは一番とおもえるようなところを旅したり、食したり、体験したりすることができる。
第10章「たとえばこんな一人旅」
春夏秋冬と季節によって一人旅の楽しみ方も変わってくる。その季節ごとにどのような旅が最適なのか、著者の体験からどのような旅がおすすめかを提示している。
冒頭でなかなか機会を作れないと書いたのだが、実は一回だけ一人旅をしたことがある。全部で4日間だが、山口→神戸→名古屋と行き先と宿だけ決めて、あとは何も計画しないで旅したときである。もっとも山口は歴史的人物のルーツを探すための旅を考えていて、その旅はかなえることができた。それに関連して、神戸・名古屋と赴いたのだが、それぞれでの思い出ができたことは今も心に残っている。一人旅は孤独かもしれないのだが、その孤独を忘れてしまうほどの体験をすることができるところに魅力がある。その魅力を最大限に味わうために本書がある。
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