ドライブイン探訪

日本にも「ドライブイン」がある。私の家の近くにもレストランやファーストフード店のそれがある。ドライブインというとハイウェイなどの高速道路の中にあるイメージが持たれるのだが、実際には一般道にもドライブインがある。津々浦々にあるドライブインはどのような存在で役割を担っているのか、様々なドライブインの探訪を通して見いだしている。

Ⅰ.「ハイウェイ時代」
九州や東海道、さらには四国や関西などの遠距離で移動する高速道路の中にドライブインは少なからず存在する。そのドライブインには地方それぞれの土産品はもちろんのこと、レストランや食堂などの憩いの場もあるなど、「地方ならでは」の特色が満載である。

Ⅱ.「アメリカの輝き」
もともとドライブインが増えてきたのは戦後になってから、高速道路が続々と出てきた時期に重なる。同時期に映画「アメリカン・グラフィティ」が公開された。1973年の話であるが、そもそもの映画の舞台となったのは1962年のアメリカである。

Ⅲ.「花盛りの思い出」
場所・お土産・人・食など思い出に残るものは数多くある。それはドライブインとて例外ではない。本章では中でも特に思い出に残ったドライブインを取り上げている。

Ⅳ.「移りゆく時代に」
ドライブインのあり方も、時代とともに変わる。どのようなものにも「時代の波」が訪れており、その波に対応して変化をして移りゆく。本章ではドライブインの探訪を通して、ドライブインにおいてどのような「変化」があったのかを取り上げている。

Ⅴ.「店を続けること」
ドライブインとて店であり「ビジネス」である。そうであるが故に、前章の変化に応えることができずに続けられなくなったドライブインも数多くある。その中で店はどのようにして生き残り、続けていっているのかを取り上げている。

私自身が住んでいるところでも歩いてみると、ドライブインの店はいくつか存在している。私自身車の運転はしたことがないため(免許があるにもかかわらず)、ドライブインに行く機会も全くないのだが、ドライブインならではのロマンがあることを本書でもって知ることができる。