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2019年11月

御嶽山噴火 生還者の証言 あれから2年、伝え繋ぐ共生への試み

2014年9月27日、御嶽山が噴火した。もっと言うとこの噴火により、火山噴火により戦後最悪の63人の尊い命が失われた。規模こそ小規模であり、噴火の兆候自体は見られなかった中での突然の噴火。しかも紅葉シーズンで登山日和の中おそった悲劇だった。本書は2016年にかかれたため「あれから2年」となっているが、もうすでに5年の月日が流れた。 本書はその5年前の噴火の一部始終と爪痕と教訓について取り上げている […]

メタボも老化も腸内細菌に訊け!

このごろ「○活」といった活動が言われるようになったのだが、健康でもそういったことがある。中でも「菌活」や「腸活」がそれにあたるのかもしれない。もっとも病気や健康について最近が関わっていることも少なくなく、本書もまた腸内細菌に関しての一冊なのだが、その腸内細菌はどのように「訊く」べきか、そのことを取り上げている。 1.「メタボと腸内細菌の入り組んだ関係」 ここ最近では腸内細菌がメタボに関わる研究が進 […]

「AIで仕事がなくなる」論のウソ

AIの技術がますます進歩しており、最近ではツールの技術のなかにAIが出てきて、助けになることも少なくない。もちろんそのAIを含めたロボットの技術によって取って代わると言った論者も少なくない。 裏を返すと、今まであった仕事がAIロボットによってできることによって人間としては働ける仕事の種類が少なくなる、あるいはなくなるといったことを主張する方々もいる。しかし著者はAIが進化しても仕事がなくなることは […]

生きるように働く

私にとって働くことは「愉しみ」の一つである。もちろん生活をしていく上で収入を必要になるのだが、その手段の一つとして「働く」ことである。その生きるために「働く」ことを考える方々も多いのだが、本書は「生きる」ことと「働く」ことを同義として捉え、人生そのものを働くことにしている。しかしそこには「生活のため」と言ったことではなく、給料を意識せず、人生そのものとして「働く」方々を紹介している。 Ⅰ.「種を蒔 […]

撰銭とビタ一文の戦国史

お金を支払う文句に「ビタ一文支払わない」がある。この中の「ビタ一文」とはいったい何なのかと言うと、元々「ビタ」は漢字一文字で「鐚」と書く。文字通り金の編に悪のつくりのため、元々は粗悪な紙幣や貨幣などのお金を表すのだが、いつのころからか転じて非常に少ない金額のことを表している。もっとも粗悪なものであるため、今で言う所の一円にも満たない価値のある銭と言えるのかもしれない。 本書の話に移る。もともと日本 […]

「もしもあの時」の社会学

「歴史に「もしも」」は歴史学的にはタブーである。もっとも「歴史学」と言う学問は史料に基づいて歴史的にどのようなことが起こったのかなどを議論をする学問であり、事象の発生経緯や自物の生誕、さらには文明の根源などが題材となっている。 ちなみに本書はと言うと社会学的な考察であるため「もしも」がタブーになるわけではないという。歴史的な要素について「もしも~だったなら」を紐解いていくとある種の物語になってくる […]

マーケティングの仕事と年収のリアル

マーケティングを行う仕事と言っても私はピンとこない。マーケティングの仕事に携わっている方々であれば分かる人が多いかもしれないのだが、その仕事の中には様々な種類があり、なおかつキャリアアップが多岐にわたる。中には年収1000万円以上の収入を得ることができているのだという。本書はめくるめくマーケティングの仕事と年収について追っている。 第1章「めざせ、年収1000万円超え!マーケティングの仕事と業界構 […]

日銀バブルが日本を蝕む

リーマン・ショックが発生してから経済が急速に落ち、その後「二番底」と呼ばれる不況に陥った。安倍晋三が首相に再登板をしてからは「アベノミクス」と呼ばれる好景気になった。その時代から不動産投資や仮想通貨なるものが隆盛した。その隆盛に伴い、経済的には回復していると言えるが、実感としては2000年代にあった好景気に似通っている。そう実感を持つことができないのである。 またこの好景気は「日銀」主導で行われた […]

トリニティ、トリニティ、トリニティ

本書は近未来を描いたようでありながら、今の社会を鋭く切り込んでいると言える。もっとも舞台は2020年。ちょうど東京オリンピックの年であり、なおかつ東京オリンピックが開催され始めた頃のことを描いている。 しかも事象は「原発事故」、そう2011年に起こった東日本大震災と、福島第一原発のメルトダウンの出来事から2020年の東京オリンピックにて「原発」と言う名の闇が襲うというものである。近未来チックに描き […]

マンガでわかる 赤ちゃんができたら知っておきたい 教育資金の本

結婚し、子どもが生まれた後、考えるべき事は山ほどあるのだが、その中でも「お金」は特に悩みの種になることが多くある。特に重要な課題であることは確かである。 その悩みに対して特に挙げられるのが「教育資金」。育てていき、学校に通うためにはどうしても費用はかかってしまう。その費用をどのようにして捻出していけば良いか、本書は教育資金をいくらかけたら良いのかから、資金の蓄え方に至るまでのことについてマンガにし […]