記憶力日本一を5度獲った私の奇跡のメモ術

「記録」をすることは私自身にとっても考える要素となる一つである。本書の著者はメモ術などを用いることによって「記憶力日本一選手権大会」を通算5回優勝し、日本人初の「記憶力のグランドマスター」の称号を手にした。そのメモ術とはいったいどのようなものなのかを伝授しているのが本書である。

第1章「忘れないメモ術」
私自身ノートやメモ帳に書き留めることは「忘れる」ためにあると思っていた。そうしていくうちに新しい考え方を捻出できる余裕ができる。しかしその意識でやると、書いたことを自ずと覚えてしまう。もっとも思い出すにも書いたことを見返す時に、トリガーとなって思い出させる効果もある。

第2章「タスクの効率を上げるメモ術」
様々な仕事を行っていくと、タスクを消化することは必須になってくる。そのタスクを効率的に消化していくためにどうしたらよいか、イメージをしたり、ホワイトボードを使ったりと手段は様々である。

第3章「アイデア創出のためのメモ術」
メモをすることはひらめいたことを残さない効果もある。そのためにはいつでもどこでも記録をしていくことが大切になってくる。たとえそれが浴場にあったとしても、である。

第4章「やりぬく力をつけるメモ術」
やる気を出す、あるいは習慣づけるためにも「メモ術」は必要になる。モチベーションをキープする、行動する、体験をする、緊張感をほぐすといったものもある。

第5章「脳を鍛える「書く」トレーニング」
「書く」ことは脳を鍛えることにもつながる。それは自分自身もそう思っている。書くことによって新しいことが浮かぶこともあるのだが、っその他にも集中力を鍛えることにもつながるのである。とはいえ「かく」は「書く」だけにあらず、「えがく」といった「描く」こともまた脳を鍛える要素の一つである。

社会人になったときに私自身として一番心に留めていたのが「メモを取る」ことにある。紙でメモをすることにより、自分自身のやるべきことを見いだすだけでなく、課題を捻出するところで大いに役立つ。本書はそのノウハウを知り、実践することによってさらに磨きかけることができるが、それにしても「メモ」をすることの奥深さを改めて知った一冊とも言える。

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