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2020年3月

「自立できる体」をつくる―人生100年時代のエクササイズ入門

人は年を取っていくと、筋力が衰え、なおかつ精神的にも衰えを起こしてしまう。もっとも自立し続けるような状況にならないと、他人の介護を受けなければ生きていけないような状況に陥ってしまう。それを避けるために本書では「自立できる体」として、自分自身で生活動作を長らく続けていくためのトレーニング方法を伝授している。 第一章「大切なのは「自立できる体」」 最近では「アンチエイジング」と言う言葉が出てきており、 […]

読書会入門 人が本で交わる場所

ここ最近はめっきり参加していないのだが、数年前までは積極的に読書会に参加していた時期があった。ブログでも参加記録がありカテゴリー「セミナー&パーティー出席記録」にて参照されたい。 もっとも私自身読書そのものが趣味となり、書評をはじめ、そして行っていくうちに書評家という職業に興味を持ち、書評とは何かを考え、探し求めるために「書評家」になった。そこから読書とは何か、本とは何かを常々考え続け、も […]

数の女王

ファンタジー小説であり、数学とアルゴリズムなどを学ぶことができる一冊である。もっともファンタジーと数学をコラボレーションさせること自体に面白さがあり、なおかつ面白いくらい理解ができるのだから、物語の深さと面白さが難しいことでもすんなりと理解する原動力となることを証明してくれる。 本書は入門書の位置づけのイメージも持たれるのだが、実際に取り上げられている題材は「素数」「フィボナッチ数列」「リュカ数列 […]

天皇と法王の架け橋 軍服の修道士 山本信次郎

戦国時代において、キリシタン大名と呼ばれる方々がいた。その中には5年前に列福された高山右近もいる。やがてキリスト教が禁止になり、江戸時代が終焉し、明治時代に入ると少しずつではあるのだが、キリスト教が信仰されることとなった。代表的な人物としては内村鑑三がいる。また本書で紹介する山本信次郎もまたキリスト教徒であり、おそらく軍人の中でも最も敬虔なクリスチャンであると同時に日本とバチカンとの関係を深めるこ […]

クラウドファンディングストーリーズ —共感で世界を動かした10のケーススタディ-

クラウドファンディングは今となってはよく知られているのだが、私自身初めてその言葉を知ったのは2014年のこと。ネットサーフィンをしていたときに、クラウドファンディングを行うと言ったページを見たときだった。ある種の寄付を行うのかなと思ったのだが、資金集めを行うための活動だったこともあるのだが、寄付・応援をすることによっての見返りもあることから面白そうだと思い、これまでに何度か投資を行った。もっとも自 […]

アルテミオ・クルスの死

本書は今から8年前に逝去したメキシコの作家カルロス・フェンテスの代表作の一つであり、ラテンアメリカ文学のブームの火付け役となった一冊である。 上梓されたのは1962年であり、それが日本語訳されたのはその23年後にあたる1985年。それから何度も翻訳され、本書の様に昨年に再翻訳された。 本書はメキシコ革命の経験を経て、経済界を生き抜いた男アルテミオ・クルスの生涯を描いた一冊である。そもそも本書が描か […]

ハーバード・MIT・海外トップMBA出身者が実践する 日本人が知らないプロリーダー論

組織にいると必ずといってもいいほどリーダーがいる。そもそもリーダーはチームなどの組織を引っ張る存在であると同時に、メンバーを見定め、最適に動かすことができるというのもある。 もっともリーダーの良し悪しはかなりシビアに決められると同時に、具体的な基準は状況によって変わってくる。もっとも「プロ」のリーダーはどのような存在で、なおかつどのような行動や考え方を持つべきか、そのことについて伝授を行っている。 […]

AIの時代と法

AIは技術革新と共に、私たちの生活に深く関わっていくようになった。もちろん最新の技術が生まれることにより、それを悪用する輩も出てきており、それを規制するための「法律」の整備も急務になってきている。AIが台頭しつつある時代の中で法律整備はどのように行ったらよいか、そしてその時代の中で法律の考え方はどうしたらよいか、そのことについて論じているのが本書である。 第1章「デジタル技術に揺らぐ法」 技術はま […]

AIとBIはいかに人間を変えるのか

AIは既に私たちの生活の中に浸透していると言っても過言ではない。またAIについては日々刻々と技術革新が進んでおり、より便利になるものとも言われている。 本書の話に変わるのだが、この組み合わせはまさに「異色」というほかない。そもそも「AI」は技術やシステムの概念、一方の「BI(ベーシック・インカム)」は所得保障の一種である。関わりのない2つの要素はこれからの社会の中で重要な要素になると著者は指摘して […]

居場所づくりにいま必要なこと――子ども・若者の生きづらさに寄りそう

何とも生きづらい世の中である。特に子どもや若者にとってはそういった傾向が強くあり、居場所はどこにあるのかという悩みを持っている方々も多いことだろう。いわゆるそこで本書は子どもや若者のために居場所をつくる事ができる社会とは一体どのような社会なのか、本書はそのことについて取り上げている。 第1部「講座「いま、子ども・若者の居場所をどうつくるか?」」 特にここ最近ではコロナウイルスに伴う学校の休校が相次 […]