なぜ共働きも専業もしんどいのか 主婦がいないと回らない構造

主婦の人に遭遇することも少なからずある。主婦によっては完全に主婦しかやらない方もいれば、仕事を行う傍ら主婦を行うと言う方もいる。その主婦たちはどちらも「しんどい」のだという。そのしんどい理由としてどのようなものがあるのか、そしてその「しんどい」から脱するにはどうしたら良いか、そのことについて取り上げている。

第一部「なぜ共働きも専業もしんどいのか」
かつては専業主婦が大多数だったのだが、共働き夫婦が増えてきており、今となっては共働きの方が多くなっている印象である。しかしながら主婦としての「しんどさ」は物理的には共働きの印象があるように見えて、実は専業主婦もほぼ比例して「しんどい」。しかしの「しんどい」の本質は共働きの場合は仕事と主婦を兼ねるといった物理的な忙しさもあるのだが、専業主婦は主婦でありながらもやることが数多くあり、忙しいこと、さらにパートなどで働こうにしてもなかなか働く時間を持てないと言った現状がある。

第二部「主婦がいないと回らない構造」
もっとも主婦の存在は必要なのかというと、今はそうではないという言葉がわずかに出ていても、それでもなお「必要」と言う言葉を用いざるを得ない。それは専業・兼業関係なく、である。もっともそれはパートとしての働き口もあれば、転勤としての仕組みなど、社会的なシステムを生み出すにあたって主婦を生み出してしまうような状況にある。

第三部「変わる社会の兆し」
とはいえ、社会は変わっていく、「専業主婦」が大方を占めていた中で、主婦ならぬ「主夫」
の存在も出てきており、なおかつ「専業主夫」なるものもいる。変化はそれだけではなく、正社員でありながらパートタイマーの様に働くことも認められるようになり、働くことに対するダイバーシティを発展することにより、主婦でも働くことができるというチャンスを広げつつある。

もちろん共働きにしても主婦にしても、そしてサラリーマンにしても「しんどい」琴似は変わらないのだが、その「しんどさ」も変容していることは確かである。あとはいずれも「しんどい」のであれば「お互い様」と呼ばれるような精神を今一度持つことも必要ではないだろうか。