家族の悪知恵―身もフタもないけど役に立つ49のヒント

「家族」となると、夫婦はもちろんのこと世帯によっては子どももいる。その家族を巡ると、色々な出来事があり、さらには色々な事情がある。中には困ったことも起こりうる。本書は家族について役立つヒントを「悪知恵」と称して伝授している。

第1章「[困った夫&妻]編 夫婦は他人の始まりだから」
最近はコロナウイルスなどもあるせいか、夫婦間のトラブルはけっこうある。特に夫婦におけるDVについての相談窓口や補助に関することも取り上げられているほどである。その夫婦間のトラブルについて、どのような悩みがあり、解決策があるのかを取り上げている。

第2章「[子育て]編 ならぬ堪忍するが堪忍」
子育ては親として最も難しいものである。育て方によってはよい子に育つこともあれば、悪い子、普通の子に育つこともある。子育ての在り方としてどうしたら良いのかケースによってのアドバイスを行っている。

第3章「[家族もいろいろ]編 普通じゃなくてもいいんじゃない」
夫婦・子どものみならず、「家族の在り方」そのもので悩みを持つ方もいる。そもそも「家族」の在り方も多岐にわたるため、時にはジェンダーの考えもあれば、昼ドラに出てくるような関係の悩みもあるのだという。

第4章「[人生の選択]編 ごちゃごちゃ言うよりやってみなはれ」
家族とともに自身の人生をどうするのか、という人生相談も本章には存在する。東日本大震災の関連するものもあれば、事実婚、学歴、病気など様々である。その中での悩みから本章にてアドバイスを行っている。

第5章「[親兄弟が面倒くさい]編 バカとハサミは使いよう」
「家族」と一括りにしても夫婦や子どもばかりではない。特に夫婦になってくるとそれぞれの親・兄弟をはじめ、親戚もいるため、家族の周囲に目を向けると数多くあり、関わりによってはそれが面倒に感じる人もいる。その「面倒」にはどのようなものがあるのかも併せて取り上げている。

「家族」の在り方も色々である。本書の表紙にあるような家族もあれば、まるで昼ドラにもでてくるような複雑な家族もある。家族の分だけ悩みはつきものであり、その解決の一助となるのが本書と言える。