会社勤めを行う方もいる一方で、最近では先んじて独立して会社を作ったり、あるいは個人事業主として働いている方々もいる。また会社勤めの中には好き好んで勤めている人もいれば、「生活のため」と割り切って淡々と勤めている人もいる。本書は50代という会社人生においても、おそらく終盤にさしかかったときに、どのようなキャリアを築いていくべきかを取り上げている。
第一章「「負け組」50代にならないために」
50代になってくると、会社人生もさることながら、社会人としての集大成となるような年代になってくる。またある程度知り尽くしているため、会社としての活躍をしたい、あるいは独立をしたいという感情を持つ方もいる。ただ時期的には後半となる時期のため、「今まで通り」と言うわけには行かない。そのままのようなことになってくると、周囲からも白眼視され、なおかつ左遷など憂き目に遭うケースもある。
第二章「サラリーマンは50代からが2度美味しい―「続ける派」へのアドバイス」
会社勤めを続けることも一つの手段であるのだが、続けていく中で出世街道をずっとひた走ることは不可能である。理由としては組織はずっとそのままでいることはまずなく、ある程度の変化を行っていくことにより、より良い組織になっていく。その中で自分自身は会社の中でどのようなポジションであるべきかなどを取り上げている。
第三章「50代からの「出直し」戦略―「辞める派」へのアドバイス」
会社を退職するのも勇気がいる。もっとも転職をするにしても広がりつつあるとは言え、未だに門戸は狭い。また独立をするにしてもかなりの準備が必要になってくる。いずれにしても「出直し」としては手段としてあるのだが、残るにしても出直しをするにしても相応の覚悟と準備が必要である。
第四章「50代からあと何年、働きますか」
最近では「熟年離婚」なるものも存在している。また会社勤めをしている中でリストラがあると対象になりやすいのがこの50代である。またこの時代になってくるといつまで働けるのかというカウントダウンの設定も行っていく必要がある。
たった1度の人生であるだけに、どのような働く人生を送るべきかは人それぞれである。後悔せず、なおかつ充実したキャリアライフを送るためにどうしたら良いのか、それは20代や30代のものばかりではなく、50代でも考えるべき要素としてある。
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