ここ最近では結婚した夫婦の3組中1組といった割合で離婚をする。有名人でも離婚をすると報道されるのだが、その報道が頻繁にある。私自身結婚をしたことがないため、離婚もしたことがない。そのためどうして「離婚」をするのかさえも分からないのだが、離婚をする夫婦は夫婦なりの「理由」があるという。その「理由」とはいったい何なのか、本書では13組の夫婦を取り上げつつ、離婚の要因を追っている。
第1章「“家族”を背負えないぼくたち」
結婚をするとなると子どもの有無問わず「家族」ができる。その家族をいかにして支えていくか、育てていくか、守っていくか、仕事も含めて考えなければならない要素がある。そのことに耐えきれずに離婚をするケースも少なくないという。
第2章「妻が浮気に走った理由」
夫・妻のどちらか、あるいは両方が浮気をするといったケースも少なくない。本章ではあくまで妻が浮気をして離婚をしたケースであり、浮気をした動機も夫によるもの、妻によるものとある。
第3章「こわれた伴侶」
夫婦もまた「人間関係」としてある。その人間関係の拗れにより、精神的に病むケースもある。その精神的に病んでしまい、壊れてしまった伴侶を持つ人の対談を取り上げている。
第4章「業と因果と応報と」
人は度合いによるものの、自分本位で生きる習性がある。その習性に抗いきれず、自由に生きすぎようとすると、相手との関係を崩壊してしまいかねない。それは夫婦関係でも同じである。本章ではそのような傾向に持つ離婚した夫婦を取り上げている。
よく「離婚」と言うと、DVや価値観・性格の相違などが挙げられるのだが、様々な夫婦の離婚を見ていくと、決して決まった理由があるわけでは無い。もっと言うと離婚をしなければならないようなケースまで存在するほどである。結婚をした方が幸せなのか、それとも離婚をした方が幸せなのか、本当の意味で「ケースバイケース」でしかないと言うことを本書にて気付くことができる。
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