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2020年8月6日

修羅の家

「女性」のことは男性に聞いてもわからないことがたくさんある。最も考え方や性的な特徴までまるで違う。しかしそのなかで、女性のなかにある「恐怖」の姿がここにあったと言うほかない。 本書の主人公の男性は暴行されている現場をとある女性に目撃され、かくまわれた。そのかくまわれた先は「家族」と称しているのだが、その「家族」そのものの存在自体がおぞましく歪んでいた。 本書の帯には「悪魔」と言った表現で用いられる […]