格差は子ども社会において現れる! ああ格差社会

サンライズパブリッシング様より献本御礼。
「格差」と言う言葉は10数年前から使われている。「失われた10年」と呼ばれる長い不況の時が過ぎ、好景気にさしかかった時に初めて使われ、金持ちと貧乏といった経済的な要素で使われることが多くあった。しかし時代が進むにつれて、「希望」や「子ども」など様々な面で使われるようになり、「格差」自体がどこを指しているのかもわからなくなってしまうほどである。

本書はあくまで経済的な格差を指しているのだが、子どもの社会において表れる傾向について取り上げている。

第1章「生活」
本書は「都心」「都市部」「地方」といった所で区分けしている。生活面というと移動手段や住まい、さらには子どもの遊び場といったところが挙げられている。生活の在り方、さらには価値観と言ったところが「格差」として表れているという。

第2章「お金、金融、マネー」
「お金」と言うと「稼ぐ」といったイメージが良く持たれる野田が、最近になっては「使う」をはじめ、どのように考えて扱っていくかにより「格差」となって表れる。しかしながら考え方一つでお金が増える・減るがあるため、ここの部分では「格差」を埋めようという議論は、一種の「暴論」と言える。

第3章「人、コミュニケーション」
友だちから親族、さらには外国人など様々な人とのやりとりをする際に何を考えているのかによって変わってくると言うもの。その「やりとり」と言ったものの中には勉強もあれば、言語的な部分も絡んでくる。

第4章「仕事」
仕事に対する考え方もまた「格差」がある。仕事に関する価値観もあれば、仕事における「ポジション」も経済的なところもあれば、「希望」といった面で影響を及ぼす。

第5章「食」
最後は食である。実際に「食」と言っても高級食品ばかりを口にするといったのもあるのだが、どこで何を食べるのかといった環境の面もある。また「貧乏」と扱われる食べものもまた、「格差」の違いによってどう捉えるかも変わってくると言う。

ある種ステレオな分別の仕方のように見える。とはいえ概ね下と感じている人、あるいは一流などの上と感じている人の考え方がどのようであるのかを知ることができる一冊と言える。

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