著者の山本様より献本御礼。
皆さんは「営業」と言う言葉を聞くと、どうイメージするか。ガツガツ行うイメージを持たれる方もいれば、やりがいを感じるものもいる。逆に営業自体を苦手・つらいというネガティブなイメージを持たれる方もいる。いざ営業に配属されると抵抗を覚える方もいれば、何をやったらよいのかわからない方もいる。そこで本書である。著者自身も落ちこぼれだったのだが、トップセールスとなるまでに様々な事を行ってきた。その方法を本書にて伝授している。
第1章「自分らしく活躍し続ける! 女性営業の「心がまえ」」
営業というとコミュニケーション力などが備わっていないとできないなど、誰でもできないものだと思われがちだが、実は必要なのは「センス」であり、誰でも磨けるものである。それ以上に、センスを磨く上での土台となるのが意識などの「心がまえ」が大事になってくる。「女性営業」ならではの「心がまえ」とはいったいどのようなものなのかを伝授している。
第2章「お客さまの満足を生む! 女性営業の「プレゼン&提案」」
「営業トーク」と言う言葉がある。売り込むためのトークを展開するなどの提案やプレゼンを行うと言ったものがあるのだが、購買意識をつかむために、また興味付けをするためにどのようにプレゼンや提案を行っていくのかを伝授している。とはいえ、最も重要なものはしゃべりを上手くすると言うのではなく、いかに「伝える」ことが大切である。
第3章「お客さまの心をつかむ! 女性営業の「商談コミュニケーション」」
お客さまに購買意識を持たせるだけでなく、信用を得ることも営業として大切なことである。その信用を得るためには「お客さまに寄り添う」ことが必要だが、そこから少し突っ込んで「心に寄り添う」と言うところにポイントを置いている。「心に寄り添う」とはどのようなことが必要なのか、その術を本章にて伝えている。
第4章「ピンチをチャンスに変える! 女性営業の「課題解決」」
営業に限らず、仕事を行っていく中で「トラブル」はつきものである。トラブルに対してどのように解決をしていくか、腕の見せ所である。お客さまに対するトラブルに対していかにして解決していくか、そのことによって自らだけでなく、会社としてのサービスの向上を行うことができる「チャンス」にもなるためである。
第5章「お客さまから大切にされる! 女性営業の「信頼関係づくり」」
自分とお客さまとの「信頼関係」を作り続けることによって、自分にとっての成長につながる。信頼関係をいかにして構築していくか、まずは自分自身を「知る」所から始まるのだが、自分自身を知り、そしてお客さまなどの「相手」を「知る」所につながる。そして双方を知り、なおかつ「共有」などを行うことにより、お客さまとの信頼を築くことができる。
第6章「営業を楽しんで結果を出す! 女性営業の「習慣術」」
小手先の技術やものからでも、小さな変化を生み出すことができ、それが積み重なっていくことにより、より大きな変化をつくることができる。もっとも変化自体は小手先のツールはもちろん、自らの考えや習慣など一つ一つの変化がカギとなる。
第7章「リスクをしっかり回避する! 女性営業の「困りごと対策」」
営業を行う中での「リスク」は存在する。本章では特に「女性営業」ならではの「リスク」があり、その対処方法はどのようにして行ったら良いのかを取り上げている。
第8章「営業力を人生に活かす! 女性営業の「幸せの法則」」
営業に限らずとも、仕事などに対する「意識」をどうしていくかを表している。第1章の「心がまえ」にも通じているが仕事に対する「姿勢」や「考え方」、さらにはキャリアデザインに至るまでのことを言及している。
本書は「女性営業」を主軸においており、女性社員が営業として活躍するためを念頭に置いている一冊であるが、男性の営業でも営業に対する心構えやトークなどで実践できる箇所がいくつもある。営業に対してネガティブな意識を持っている方や初めて営業を行う方は本書にて一つ一つ実践していくことによって「営業」の楽しさを見出すことができる。
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